２０１２年２月
私の長男
といってもダックスフンドなのだけど
虎ちゃんの体がメラノーマという
超進行の早い悪性腫瘍におかされ
発病から約半年であの世へ旅立つまでの間
お世話になった動物病院がある
それまでかかっていた病院では
手の施しようがないと言われ
それでもどうしても
もう一度一緒に生活したくて
（口の中の腫瘍なので
切除しなくては口も閉じられず
よだれが出っぱなしで
家の中で放し飼いすることもできない状態だった）
やっとみつけたのが
『かもがわ動物クリニック』
まだ若い先生で
先進医療にも造詣が深く
レーザーメスで腫瘍を切除
受付の方も
先生も
心のこもった治療や
声掛けをしてくださった
残念ながら虎ちゃんは
７歳という若さで
あの世へ旅立ってしまったのだけど
当初は年内もつかどうかと言われながらも
２月の中旬まで
なんとか元気に生きながらえ
最後の日もなんとか自力で
庭で日向ぼっこ
眠っている間に息をひきとったのだった
虎が亡くなったあと
先生に挨拶しに行った時
今度地下鉄の駅に広告を出すので
虎ちゃんの写真を使ってもいいですかと
提案してくださった
虎の姿がいつまでも
どこかに残るのは
とても嬉しい反面
それを直視するのがなんだか怖くて
それから２年以上経ったつい先日
やっと広告の虎と対面することができた
しんどかったけど
頑張ったね
人間の子どもが生まれて
なかなか虎とお散歩行く時間も
とれなくなってしまったけど
でも亡くなるまでの半年は
お散歩もたくさんしたし
毎晩一時間はマッサージしたり
ビワの葉温灸したり
いっぱいお話したよね
このタイミングで
虎ちゃんの写真見に行けたこと
なんか意味があるのかな～って
お母さん考えたよ
みんな元気にやってるからね
福丸も相変わらずだよ
子どもは三人に増えて
ますます福ちゃんは
甘えたになりました
虎はどうしてるのかな
心配しないで
お母さんはちゃんと前を向いて
歩いているからね
虎ちゃんが支えてくれた分
強くなれたから
また再会できる日を楽しみにしているよ
目をつむれば
虎のぬくもりが
私の手のひらや
足の上に蘇る
時空を越えて
本当はいつでも繋がれるのかもしれないね
大好きだよ
虎ちゃん
ありがとうね