通知表を見て、びっくりした。

 

 

「すっげ…二重丸◎いっぱい…。」

 

 

去年と打って変わって、だ。

私が年々、意識をしてやっていることは

シンプル過ぎて自慢にもならない。

 

 

それは、

「口出さない」。

 

 

しかしながら、相変わらず体育は論外な成績である。

体力・運動測定も全国から見たら

「あんたの子供、生きてるの?(ぷぷぷ)」

なんて数字と「もっとがんばろう」だらけ。

 

 

データ上、運動センスまるでなし!

と全国的に認められた二人だが、

 

 

ドッヂボールで最後まで逃げ切れるのは

うちの子供たちならではの才能である。

 

 

ん?

最後まで逃げ切れる奴なんて、

そんなに多くないぞ?

 

 

運動が得意だと自負している子は

その自負が仇となって、

ボールをキャッチしに行き、

結果、ボールがはじけてアウトになる。

 

 

ええ、これは運動が得意だった

私がよくやっていた調子に乗った時のミス。

 

 

実際のところ、うちの子供が

それほどまでにスポーツが苦手かどうかというと

親が見ている限り、そうではない。

 

 

・走り方のフォームを変えれば早くなる

・肩の使い方次第だ

 

 

と運動会のたびに思う。

が、本人たちが「好き」ではないとのこと。

周りが見ていると、伸ばしてやりたくなる。

が、本人たちがありがた迷惑なら放置がいい。

 

 

面白いもんで、先日

「投げ方見て!ほら、見て!」

と息子がボールを持ってきた。

 

 

放課後、学校のグラウンドに

クラスみんなが集まったらしい。

そこで、

 

「◎◎くんがボールの投げ方、教えてくれたんだ!」

 

とのこと。

フォームを見たらずいぶん改善していた。

 

 

そう、

「才能」より「強み」より、

本人たちにとって一番大事なのは

 

 

 

好きになるきっかけ

 

 

 

なのである。

 

才能を見出す、強みを引き出す

 

ってのは親の役目ともいわれているが、

本人たちが気づいていくもんである。

 

 

親が教えられることなんて、さほど、ない。

 

 

親がどんなに

「あんたは○○だから、○○しなさい!」

って言ってわかるもんじゃない。

 

 

本人が自分の才能や強みを「好き」ではない以上、

押しつけがましい&うざったい親の言うことにすぎない。

 

 

曇りがないアンテナで自分の興味のまま

自分に必要なものを見つけてくる。

 

必要だと思ったことをスポンジのように吸収する。

 

子供がゲームしてる姿も大人からしたらムダだが、

なぜハマるほどにそのゲームが楽しいか、

闇雲に

 

 

「ゲームばかりやって!」と怒鳴ってるよりは

大人なんだから一度ゲームを分析してみればいい。

 

怒鳴るだけなら、馬鹿でもできる。

 

 

理解は出来なくても、

子供の感覚に寄り添おうとする姿は

子供から見たら嬉しい姿じゃないだろうか?

 

 

自分が「好き」だと気づいて「楽しさ」にハマる。

これが自然な才能開花の流れ。

 

 

必要になった時に、

花が開けばいい。

 

 

本人たちのその感覚を大人が否定さえしなければ、

そのタイミング、本人たちがその手でつかんでくれる。

 

 

10代そこらで開いちゃったら、

花の命は短いです。

 

もちろん、10代がベストタイミングの子もいます。

 

 

がほとんどは20代以降のほうが

いろんな意味でベストタイミングかと思います。

 

別に80歳でも構わないのです、開花の時期は。

素敵なおじいちゃんおばあちゃん、いるじゃないですか?

 

 

自分ちの子供には

何のとりえもない。

 

だから・・・

 

早めに才能を見出さなきゃ!

何かをさせなきゃ!

脳みそが柔らかいうちに詰め込んでおかなきゃ!

 

 

なんて、無駄な心配、

しなくていいと思うのです。

 

 

子供は何をせずとも

 

 

公平に物事を見る目を持ち、

間違いのない感受性を持ち、

自分自身の感覚を信じてます。

 

 

親ごときが、

四の五の言って通じるような生き物ではありません。

 

 

友達からなら素直に聞ける話もある。

子供同士だからわかりあえることがある。

同じ目線のアドバイスだから響くことがある。

 

 

親は・・・

 

 

なんかあった時に、子供の盾になる。

 

 

丹田に力を貯めて、

全力で頭を下げてましょう!

 

 

そんな余計な心配するくらいなら、

自分らしく生きて人生を楽しむ背中を

子供の背中に見せてやっとくれ。

 

 

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