成功哲学本・人生哲学本は、

実に面白い。

 

しかしながら、

非常に危険な本である。

 

 

成功哲学本を誰が読むかというと、

たいていは成功せずに不発続きの人間。

 

人生哲学本を誰が読むかというと、

たいていは人生に苦痛を感じている人間。

 

 

成功している人が読む本は

成功哲学の本は読みません。

書く側にいます。

 

人生がうまくいってる人は

「自分がうまくいってれば、それでOKっしょ?」

って感じです。

 

 

私は尊敬する偉人に

田中角栄がいます。

 

 

彼の名言やエピソードを聞いては

「くぅ~!カッコええなぁ!」

としびれます。

 

 

彼のような器の人間になりたいですが、

彼になろうとしたら全てを失うでしょう。

 

 

人生哲学書などには

 

 

「生きてるだけでいいんだよ。」

 

 

なんて書いてる作家さんもいます。

でも、これを語れるのは

 

・死ぬほど必死になった経験がある

・死にかけたことがある

・自分が代わってもいいと思えるほどの

大事な人を失っている

 

大体、こんな経験をしてきています。

 

 

対した努力もせず、

キラキラ系でフワフワとした人間が言う

「生きてるだけでいいんだよ。」

と意味も、言葉の重みの違います。

 

 

偉人の名言を借りて

懐に入れて生きるのは構わないけれど、

 

 

たとえば

「生きてるだけでいいんだよ。」

という一言をどう取るかも・・・

 

 

・大チャレンジ、大失敗、命だけはあった!

 

というところまで自分の人生に取り組んだ人と、

 

・今の私はなにもないけど、これからの私もそれでいい!

だって、生きてるだけで私は素晴らしいから!

 

 

ずいぶん、違うわけです。

どっちも捉え方に間違いはないです。

 

ただ、得ている経験の大きさ

雲泥の差ってだけでね。

 

 

後者の捉え方もさらに分ければ二通りで

 

・自堕落を正当化して言い訳にしている

 

・毎日満足、幸せを感じて生きてる

 

とその人次第です。

 

 

 

成功哲学も、人生哲学も

ある種の修羅場を潜り抜けた人が語ること。

 

 

まともに受けてしまうと、

読んだあなたの身を亡ぼす呪いの書になってしまいます。

 

 

成功哲学書・人生哲学書は

ヒントを得るには最適です。

 

 

けれど、

 

・その人になろうとしないこと

・免罪符かわりにしないこと

 

これを肝に銘じて

お部屋に並べてほしいな♪

 

 

なんて、書く仕事をしている人間は思うのです。

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