昨年の今ごろ、燕市の「Juno」白戸さんと発足した【ガールズパワーラボ】。(以下ガルラボ。)

「なんか面白いことないかて。」

「フリマでもなくて、もっと本気でやれるなんかないかね。」

『無いなら、うちらでやるかー?』

こんなノリで始まった【ガルラボ】。

「フリマ(個人)」でもなく「大型イベント(企業)」でもない、その間を埋めたい思いが当時あった。


フリマの温々感にくすぶっている女子が必ずいて、

もっとガツガツ取り組みたい気持ちに対応できるイベントというのは調べてみたところなかった。

コワーキングスペース、シェアカフェのような形は増えてはいたが「それに準ずるものでもつまらないしな」と。

私の中では「フリマ」のようなユルさはいらないな、と感じてた。

きちんとスキルを学んで提供している人たちが

「体験の上限」をワンコインに設定することと、

「自分への窓口」をワンコインに設定することでは、

のちのちの集客についての意識がまるで変わるだろうからな、と考えてる。


前者に関しては「場を楽しむ」ならいいかもしれないが、

後者の意識ならば「見込み客をどれだけ獲得できるか」必死に考えなければいけない。


【ガルラボ】というイベント自体に営利性はほとんどない。

が、

イベント後、参加者に色々なフィードバックが待っている機会になるよう仕掛けていきたいと考えてる。


こんな考えで始めたイベントだったので、第一回参加者への説明に伺うたびに、


「新しいですね!」


と言われた。

私は形だけであれど、「代表」を務めさせてもらうことになった。

イベントに関しては、0から始めるど素人。

だけど、【ガルラボ】を通して新しい自分を発見していくことにもなった。



「その企画、面白いね。」

「その着目点、どうやったらその考えが思いつくの?」



どうやら、私の「着眼」は普通のコンサルテーションでは発見しないところを指摘するらしい。

よって、【ガルラボ】では代表を名乗りつつ、ほぼバックヤード。


いつのまにやら、その人に何ができるかを見出すことが面白くなり、

新しく自分の才能の一つだと気がつくことになった。

私にとって【ガルラボ】は【才能発掘プロジェクト】になりつつある。

渡邊マキ個人としては、大好きなことをミックスした形で自分で「職種」を作り出している。


第一回から参加してくれている方たちも、参加し、活動していく中で、

「ほんとにやりたいことを見つけた」

「自分だけじゃ実現できなかったことが仲間の技術と融合することで実現できた!」

という各々の中でめまぐるしい変化を遂げている。

この化学反応というのが、そばで見ていて実に面白い。

不景気に仕事がない、ということに悲観して日々を暮らすより、

「社会の中にニーズを生み出していくこと」を考えるほうがずっと生産性がある。


なぜだかこんな気持ちでいたら、不思議とこんな気持ちの人たちが支えてくれるようになり、今日に至る。

ただ暗黙の了解として


「一人勝ちしない」


というルールがある【ガルラボ】。

これは「抜け駆けしない」とか「一人で美味しいところを持っていかない」という意味ではない。

本気で仕事をするつもりなら、いつでも抜け駆けするつもりで勝負して欲しいし、

チャンスというものが転がってきたらすかさずキャッチして欲しい。



Q.じゃ、どうして一人勝ちしようとしないのか?

A.目先の一人勝ちが、一過性のものだと知っている人たちだから。



自分だけではなく、周りの人々も豊かでなければ、豊かさというものは持続しない。

だからこそ、情報を出し合い、それを知恵に変えて、知恵を財産に変えるためにお互いの「才能」を持ち寄る。

「できない!」「無理!」

という言葉が出ない【ガルラボ】はまだ浸透には程遠いかもしれないけど、

これからどんどんいろんな豊かさを生み出すことになるイベントだって確信してる。

県内を縦断しながら、こういった意識を持つ人たちを発掘していきたいと思ってる。

新潟は日本で5番目に大きい県、

海、山、空が揃い、海外、関東、関西もつながれる路線に溢れてる。

情報だってこれらを使えばうまく網羅できるんじゃないか、って期待してる。

そのためにアンテナになりうる「熱い女子」を各地で発掘していこうって決めてガルラボをやってる。

こういったSNSとリアルの出会いをつなげていくイベントの一つになれれば、と。




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