さて、お待たせいたしました。
扁桃腺摘出術☆術後です!
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「1・2・3・4・5・6・7・・・」
と眠ってしまった囚人。
夢もしっかり見ていたみたいで、
東京スカパラダイスオーケストラの音楽で夢から覚めました。
♪君の前に~光が見える~♪
と大好きな茂木欣一さんの歌声がしっかり耳に聴こえてました。
次に意識が戻ったのは・・・
「じゃ、チューブ抜きます。」
と人工呼吸器のチューブを抜かれる瞬間。
頭を少し下げられて、なんとなくL字らしいチューブが「ヌプンッ」と抜かれました。
喉から出てくる感じはあったものの、痛くも痒くもありません。
その後、朦朧としている中、心電図などのあらゆる器械を外されて、手術着を着せられてました。
そのまま病室へ。
14:20 病室
病室には母と遅れてきた旦那様がいました。
(12時までには来てと言ってたのに、ご飯食べて遅れてきたんですよ、旦那様)
病室で酸素マスクをつけられました。
意識がしっかり戻りました。
が、絶対安静とのこと。
手術で口を開けっ放しだったせいか、ただでさえ口の中が乾いているのに酸素マスクで更に乾燥。
声はかすかですが、出ました。
看護婦さんに、
「口の中に血液が溜まると思うから、飲まないで全部ティッシュに出してね。」
と言われました。
が、
乾燥しすぎていて、血液や唾液など一切出ず!
血なまぐさい感じも一切ありませんでした。
16:00 主治医が説明に来る。
「血が出ないようにしておきました。若干癒着もありましたが綺麗にはがしました。」
癒着:扁桃腺炎を繰り返していると、扁桃と周囲の組織がくっついてしまうことがある。
慢性扁桃腺炎になってたので癒着しているだろうとは思っていましたが。
先生の言うとおり、出血は一切ありませんでした。
多分、先生の腕がかなりいいのだと思います。
点滴は、
普通の生理食塩水にアミノ酸系点滴液と、抗生物質、痛み止めが続きました。
先生の説明が終わった時点で、母親は帰りました。
旦那様も5時くらいに「やることねぇし」と帰っていきました。
術後の不快感としては、
・口の中がものすごい乾燥する
・呼吸がしずらい
・全身麻酔のため、寝たまま起きられない
・尿道カテーテルがうざったい
・テレビも本も見れない
・枕がないので寝返りした時に首が痛い
などです。
・口の中がすごい乾燥する
については、看護婦さんに申し出てください。
大きい綿棒を濡らして、口の中、歯、歯茎周辺を撫でてくれます。
唇については、人により口角が切れたりという人もいるのでリップクリームを持っていくことをオススメします。
・呼吸がしずらい
については、
扁桃摘出後の周辺組織が喉の奥でペタペタとのどちんことくっついちゃう感じがあります。
また、これも個人差がありますが、舌が膨張したように感じる人もいるみたいです。
ワタシは鼻と喉の奥がペタペタするので首の向きを変えながら一晩過しました。
これも自分なりのベストポジションさえ見つかれば、大丈夫!
起きられないことや、テレビや本が見れない、枕がないなどはみなさん大人ですから一晩我慢しましょう(笑)。
尿道カテーテルは朝までつけてましたが、慣れれば便利なものです。
ベッド上で瓶や便器を使うより全然マシです。
↑経験者ですから比較するとカテーテルのほうがマシ。
17:00 酸素マスクを外される。
酸素マスクを外したら、唾液の出具合もいつも通りに戻りました。
唾液を飲んだら痛いだろうと予測してたら・・・
「あれ、あんまり痛くない。」
これはビックリでした。
痛いけど、扁桃腺炎になったときの痛みと比べたら赤ちゃんみたいな痛みです。
もちろん痛み止めも効いているのだと思いますが。
術後は動けないこと以外の苦痛は殆どありませんでした。
それから一人ぼっちで次の朝を迎えます。
退屈ですが、麻酔が抜けきってないために意識朦朧を繰り返しているうちに朝になりますよ
この時間、「なんでワタシこんな手術をしたんだろう?」と考えたくなりますが、
この一晩は、
「これでワタシは医者要らずの第一歩を踏み出したわ!」
「ガンガン仕事できるわ!」
「またこの経験で人生が豊かになったわ。」
「昨日より人の痛みが分かる人間になったわ。」
と考えていましょう。
ちなみにワタシは、これらのことを考えつつ、ずっと頭の中で好きな音楽を聴いていました。
傷を早く治すには・・・
治癒力を高めるしかない!
のですよ。
扁桃腺摘出はえぐりとってレーザーで焼くなどの処置をするので、いわば、
赤身んこ状態。
レーザーで焼いた人工的なカサプタの下で、
肉が盛り上がってくるのを待つしかないのであります。
こうして囚人は術後一日目を迎えます。
「扁桃腺摘出術☆術後一日目」
へと続く。