囚人はよく旦那さまに
「ブッサイクだ。」といわれます。
冗談のつもりで言ってるのだろうケド、たまに本気でブチ切れることがあります。
いつの時代も、流行ってのがあって
今の時代にはウケない平安顔は、平安時代には美人だったわけです。
美人画はだいたいお亀ちゃんでしょ?
ワタシは今の時代に乗っている美人とか可愛いとかではないでしょう。確かに。
でもね、
でもね、
決してブサイクではありません!
個性的ですが、ブサイクではありません!
最終的に旦那様はワタシを選んで結婚してるんだから、どっか可愛いとこがあったに違いないわけです。
確かに特別可愛くはないでしょうが、私を好きになってくれた方も過去にはちゃんといます。
みんな同じものがついてます。
目も、鼻も、耳も、口も。
内臓も。
たまに特別なギフトを持って生まれてくる人もいるので、この世で五体満足と判断されない方もいますが、多少の違いがありつつも、人間てのは人間とした形で生まれてきます。
生んだら猫でした。
なんてことはないでしょう?
みんな美しいんですよ。
ミリ単位でいてる場所が違って、ついてる感覚でその時代時代でキレイとかブサイクが位置づけられるけど。
ワタシの顔はサルみたいだわ!
って自分を卑下するのは簡単ですよ。
でもよくよく見てみたら、きっとあなたの瞳は澄んでいてキレイなはずですよ。
笑った時に見えたその歯、きれいな歯並びじゃないですか。
自分を愛せない人は確かにブサイクだと思います。
囚人だって、性格悪い時はブサイクでした。
でも自分なりにチャームポイントを見つけました。
「鎖骨、きれいだね。」
「ワタシの大腿骨、真っ白でキレイだわ!」
「ワタシの爪、なんてきれいなんだろう。」
「この一重、アジアを代表するアーモンドアイズだわ!」
特に最後の一重っていうのは、ネックだったんです、ホントは。
目が細くて、冷たそうで。
だけど、誰よりもこれはチャームポイントになりうる部分でもあったんですよ。
二重の人にこのクールさは出せないんですよ!
ツンデレ大好きな男子には、たまらないですよ、ワタシの目は!(笑)
短所は長所になるべくして存在してる場所。
おなかのお肉だってね、
「ブヨブヨ」と表現したらそこまでだけど、
「フカフカ」って言ってのけちゃえばいいんですよ!
フカフカ好きの男子には、たまらないわけですよ!(笑)
こうやって自分を愛していると、自然とかわいらしさが出てきます。
自分をこうやって愛していると、
「僕はそのフカフカがたまりません!」
「僕はその瞳ににらまれたい!」
と、たまらなくなった男子が愛を伝えにくるでしょう。
私たちは神様からしたら完璧に地球に対応できるカラダを頂いて生まれています。
そのときその時代の情報に振り回されるのはナンセンスなんです。
ホントに美しいのは、自分をしっかり持った、自分を生かすことが出来ている人だと思ってます。
デブとか、目が小さいとか、そんなことを言い訳にしないでください。
あなたは可愛い。
あなたはカッコイイ。
人が最終的に見ているのは全体像ではありません。
その瞳の輝きだったり、
声の張りだったり、
胸を張って歩いている姿だったり、
元気のいい歩幅だったり、
あなたのエナジーを感じて、そのエナジーが必要だと感じたら、愛してしまうもんです。
十分にすてきです。
植物や、動物や、自然と同様、人間は美しく生まれてくるんです。
最後は骨です。
そう思ったら、肉体の美しさだけにとらわれてるなんて、おかしな話なんですよ。