「保育園行きたくないんだよぉ。」


今週に入ってから王子がそんなことを言いました。

とりあえず落ち着かせて理由を聞くと、


「演奏間違えると、先生が怒るんだよぉ。」


週末にある保育園の器楽演奏会の練習で怒られるようです。

うちの王子は、あまりお遊戯が好きではない。

お絵かきや、紙とはさみを使って工作したり、マイペースで何かをすることが大好き。

そこへきて、おだてられてなんぼの性格の王子ですから、怒られるとヤル気をなくします。



ですが、先生も誰か一人を特別扱いをするわけいきませんので、誰であろうと一緒の怒り方をするでしょう。

それを学んでもらわなきゃ!打たれ強くなってほしい!とも思うわけです。



王子は、

「なんで一緒のことをやらなきゃいけないの?自分はしたくないのに。」

って不思議なわけです。

親としてはそこは説明しとかないとねぇ。先生はそこまで教えないだろうから。



「大人になったら、一つのことをみんなで力を合わせてやるんだよ。王子は今保育園の友達や仲間と『大きくなったらみんなで一つのことをやる』練習をしてるんだよ。」


「へぇ。でも、ボクは楽器が上手じゃないからキライ!ヘタだもん。」


「おかーさんは王子がヘタでもいいの。上手じゃなくたっていいよ。一生懸命してくれればそれだけで嬉しいよ。」


「そうなの?ヘタでもいいの?」


「ヘタでもいいから、一生懸命してね。先生に怒られてもガッカリしなくていいよ。王子が一生懸命ならそれでいいよ。」


「うん、わかったー!」



それから王子は「行きたくない!」は言わないようになりました。



何か一つのことをみんなでやるのが苦手。

ワタシも気持ちがよく分かるんですよ。

やりたくないことを、なんでやらせるんだよ!って思ってたから。

やらないと怒られるから、それがイヤでやってただけでね。

大人になってもやっぱり苦手なんだけど、一人では何も出来ないのも現実です。

協力し合って、やり遂げるっていう楽しさもあるし、王子にもいつかそれに気付いて欲しい。



みんなで何か一つのことをやる



仕事になればうんざりすることも一杯なんだろうケド、

仕事じゃなければ、楽しいことばっかりなんだけど。



囚人も親友の二次会の準備真っ只中。



披露宴では夫婦でスピーチ、

二次会では夫婦で幹事&司会、



実際姫の保育園準備やら、自分の仕事のことやらで一杯いっぱいではあるのだけど、

これはこれで充実。

頼まれたワタシだけではいい二次会はできません。

いろんな人に協力してもらってなせる業です。



ちょっと話が大きく広がりますが。。。



人が一生を送るのも同じことなんだと思います。

一人で生まれてきて、一人で死にますが、一人だけではその間何も成せません。

いろんな人やいろんな出来事があるおかげで、人生を築けます。

大きな視点で見るならば、



この地球にいる60億人で何か一つのことをやってるんですよね。



それは何かといわれれば、ただのその中の一人である囚人にはわかりません。

囚人にせいぜい分かることといえば、



みんながみんなに幸せであって欲しいと祈っていること



かなぁってことくらい。

理想論に近いですがね^^。

最終的にはみんなの心がそんな思いに行き着けるような世界を目指していくのではなかろうか?

と想像を膨らませるくらいがせいぜいです。



みんなで何か一つのことをやる。



芸術家みたいに形には残せないだろうケド、誰かの心の一部に残ればそれはそれでいいんじゃないかと思います。



本日の名言


ヘタとかウマイじゃない。

どんだけ一生懸命だったか、ってこと。


ばい囚人