阿部詩選手の涙に涙した。
涙の内訳は、悔しさと申し訳なさに見えた。



自身が乳がん、その後転移の宣告を受けた時にも、家族や職場の仲間達に対する罪悪感が大きかった。
私は大黒柱ではないが、生命線という自負があったからだ。
 


こうした負の感情を乗り越えていくためには、悲しみ、時には塞ぎ込み、怒るという作業が大切だ。
敗者はみんな同じ気持ちと言う人もいるが、金メダル候補と注目されていた人と、一勝を目指してきた人のダメージが同じだとは思えない。



そんな中での阿部一二三選手の金メダルに、また涙した。
兄弟の思いやりと絆に、羨ましさすら覚えた。



今は自分を保つことさえも難しい状況かもしれない。
めいっぱい泣いて、心の健康を守ってほしい。



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