昨夜の入浴時、髪が束で抜けた。
想定内の副反応。
頭の中では理解していたつもりだが、やはりショックだった。


そして今朝、枕を見ると、いつもより多く髪が抜けていた。
いよいよ始まった。


自分が歩いた後に髪が落ちていないか、後方を確認しながら歩く。
その姿を娘に見られ、笑われる。
悲劇が喜劇にすり変わったようで、私も笑った。
子供たちの心の中を覗くことはできないが、
大丈夫だと笑ってくれるこの大らかさに救われる。



脱毛は、教科書通りの副反応。
乳癌化学療法中に、頭皮冷却帽“愛帽“や、パックスマンを使っても5割〜8割は脱毛するのだ。
私の場合、どれだけ髪が残るのか、感情の変化とともに記録していきたいと思う。