今回は、「不幸せに感じる理由について」です。

ダイエットとも意外と関係があると思うので、このことについて書いてみたいと思います。

人が不幸せだと感じてしまう理由とは、どういうものなのでしょうか?

たとえば、けがをして痛くて苦しい、病気で苦しい、おなかがすいて苦しい、というふうに、体が苦痛を感じる状態だと、不幸せに感じるでしょう。
他には、人間関係の問題や経済的な問題で苦しいときも、不幸せだと感じるだろうと思います。

しかし、それらの問題で苦しんでいなくても、不幸せだと感じてしまうことが多いのが実際だと思いますむっ

なぜならば、人は常に比較してしまう生き物だからです。

何を見ても、自分の知っているものと比較してしまう。

どんな体験をしても、自分の知っているものと比較してしまう。

比較して、そのあと、感情が発生します。


たとえば、テレビが19インチで大きいなあと思っていたのが、29インチのテレビを買って、見慣れてくると、19インチのテレビはとても小さく感じるようになりますパソコン

そして、40インチのテレビを買ってくると、とても大きく感じていた29インチが小さく感じるようになります。

50インチや60インチのテレビに慣れると、40インチのテレビもとても小さく感じることになるでしょう。

知って慣れてしまうと、それが普通になってしまいます。他のものを見たときの、判断基準となってしまうのです。

理屈ではなく、そうなってしまうのです。

29インチは、けっこう大きいはずなのに、感情レベルで、そう感じられなくなってしまうのです。

人は基準を作って、それと比較して、感情が動く生き物だからです。


「自分は、自分の知っている誰々と比べて、ここが明らかに劣っている」とか、「昔の自分と比べて、明らかにふけて見える」とか、考えれば考えるほど苦しくなるのはわかっていても、どうしても比較して、心が苦しくなってしまいます。

「比較してしまう、そして心が苦しくなってしまう」
これが不幸せの元になってしまっているのだと思います。


現代人は、特にいろいろと苦しくなる要素をたくさん抱えていると思っています。

特に今の日本人はそうだと思っています。

経済や文化の絶頂期を体験して、そして何を見ても、自分の知っているものの方がもっとよかったと感じてしまい、感動をおぼえることも少なくなってしまいます。
むしろ、その華やかで幸せな感覚と比較して、不幸せだと感じてしまう可能性が高くなってしまいます。

実際、テレビ番組、ドラマ、歌、アニメなどなど、新しいものを見ても、すでに知っている素晴らしいものと比較して、判断してしまうというのが実感できるのではないでしょうか。

知るということは、感動を減らすことでもあります。
驚きこそが、大きな感動や喜びのもとになるからです。


人間の思考の癖は、「比較」です。
なんでもかんでも、比較して、感情が生じてしまいます。

ものすごく幸せだった頃の自分と比較して、今は不幸だと感じてしまうというのも、人間の思考の癖なのです。

本当に不幸かどうかはあまり関係なくて、経験したことのある幸せのレベルと比べると、幸せのレベルが足りないと感じてしまっているから、不幸だと感じるということです。

不幸せの多くが、比較することによって生じてしまっているということは、知っておいてください。
そして、その比較がおかしくないか、少し考えるようにして欲しいと思っています。

29インチでも十分大きいのに、小さい、小さいと不平不満を言ってしまうのは、50インチに慣れてしまったからかもしれません。


次回は、「比較」というものが、ダイエットの大きな壁となってしまっているということについて書いてみたいと思います。
具体的には、満足度や快感のレベルについての話になります。



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