宋 文洲氏が こんなツィートをしている。 宋 文洲 @sohbunshu · 11月13日 ああ、また江沢民を死なせた産経か。 「WEIBOなどどこにもある写真、削除されてないよ」 北京の部下がこの写真を送ってきた。 APECで 全世界が 「安倍総理の一挙手一投足」に 注目している。 と主張する 「産経新聞」が 余りにも 注目されない現実を目の当たりにして 「狂うのは当然」といえば当然だが … こんな報道をし続けると 韓国の二の舞になって 中国でも 逮捕されますぞ … 2014.11.12 産経新聞 【北京=川越一】北京で10日開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の関連行事で、ロシアのプーチン大統領が中国の習近平国家主席の妻、彭麗媛氏に肩掛けを着せた場面が中国国内のウェブサイトや中国版ツイッター「微博」などから削除された。 中国中央テレビが生中継した問題のシーンは、習氏がオバマ米大統領らと歓談する間に起きた。一部の海外メディアは、スペインの伝説の浮気者になぞらえてプーチン氏を揶揄(やゆ)。プーチン氏の気遣いを「紳士的」と受け止め、習氏を「(女性の扱いが)下手」と皮肉る報道もあった。 米CNNテレビが改めてこの出来事を報じた際も、該当するとみられる場面で画面が真っ黒になり視聴が制限された。CNN(電子版)は「中国政府のネット監視当局が削除した」とするネット利用者の見方を紹介した。 12日の米中首脳会談後の共同記者会見で習氏は、海外メディアに中国の国内法規の順守を求めた。AP通信は「好ましくない報道は取り締まられることを示唆した」と解説しており、最高指導者夫妻をちゃかす表現などが「好ましくない報道」に該当した可能性がある。 (引用終り) 日頃 韓国や中国を「中傷」して 売り上げを伸ばしている新聞社だから こんな芸当はできまいが、 「ウォール ストリートジャーナル」は 同じ事件を次のように報じている。 -- お手本にされたらどうだろう。-- 「プーチン氏」が 「習夫人」に ショールを掛けたからといって 何も犯罪ではない。 ほほえましい光景として報じればそれですむこと。 報道の検閲を問題にするなら もっと 「政治的なこと」で 扱えばよい。 ましてや、 すべてが削除されたわけでもなし、 こんなことで 事を荒立てる必要は 全く感じられない。 習主席夫人の肩にケープ、 プーチン氏の気遣いが中国ネットで話題に 2014 年 11 月 11 日 JST 引用 中国はすでにロシアのプーチン大統領のすべてに魅了されている。そのプーチン氏が中国のファーストレディーに見せた気遣いで、盛り上がりは最高潮に達するかもしれない。 北京で始まったアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に参加した首脳らは10日、歓迎夕食会後に花火を鑑賞した。中国中央テレビ(CCTV)は、習近平国家主席が自分の右側に座ったオバマ大統領としきりに会話している様子を映した。 右から、プーチン大統領、習主席夫人、習主席、オバマ大統領 習主席の左には夫人の彭麗媛氏が座った。中国でスター的存在の歌手だった夫人の服装は中国で話題の的だ。その左に座ったプーチン氏は、通訳の助けを借りて夫人と少し話した後に立ち上がり、自分が膝に掛けていたケープを夫人の肩にかけた。これが中国で大きな話題となっている。 カメラは2人がどんな会話をしていたか、夫人がこの行為をどう受け止めたかは物語っていないが、しばらく後に、夫人はそのケープを手に取り、付き人に渡し、代わりに手渡されたコートを羽織った。 習主席はこの展開に気がついていない様子で、オバマ大統領と話を続けていた。 インターネット上の反応は「中国のファーストレディーの魅力は抗しがたく、プーチン氏さえ射止めた」といった内容が圧倒的で、ミニブログサイトの微博(ウェイボー)でこのシーンの映像や動画が盛んに視聴された。中国日報が運営する中国語のウェブサイトに投稿されたこうしたメッセージは11日朝までには消えてなくなっていた。 (引用終り) この報道なら、 どの国も傷つかない。 印象も全く違う。 中国の民衆はプーチンにあこがれ、 その原因は自国ファーストレディに対する行為だったのだから … そして、 さりげなく 「検閲があること」も 書いてある。 『産経』読者ではわからないかもしれないが、 一般に これで充分である。 この件は ロシアの声で すぐに取り上げられたが、 こんなにいろいろ報道されるとは思っていなかった。 ロシアの声の 11月13日のニュースでは 次のように取り上げている。 13.11.2014, ロシアの声 先日の北京APECサミットで習国家主席夫人の肩にショールを掛ける気遣いを見せたプーチン大統領を、中国の女性たちは「理想的夫」と評価した。しかも「気遣いの出来るプーチン」(#普京暖男)や「プーチン紳士」 (#普京绅士)といったハッシュタグまで出現している。 写真は 当ブログにて挿入 プーチン大統領がショールを掛けた11月10日、オンライン・フォーラムの中で中国人女性らは、大統領がリユアン夫人に見せた気遣いを「自分に自信を持ち、他の意見に気をとられることのない男性だから出来る行為」と評価した。ある女性の書き込みでは「鋼鉄の男性からの優しさの現われ。プーチンさんは見習うべき鑑」とある。 中国人女性からは地元男性への嘆き節も聞かれる。中国人男性はロマンと礼儀に欠けるとぼやく彼女らは、最近の男女同権の考えを批判した。Weiboのフォーラムには「もし結婚するなら、プーチンさんみたいな人ね!」という書き込みも現れたほど。中国ではこれより前、国営のインターネット・リソース・ビデオからは検閲によってプーチン大統領がリユアン夫人にショールを掛ける場面はカットされていたが、それでもマスコミもこのテーマについて書き続け、Weibo上にはハッシュタグが頻繁に現れ続けている。 (引用終り) 米中首脳会談は 11日、12日と併せて6時間以上も行われた。11日夜の会談は、中国指導部の執務室や住まいのある「中南海」で行われた。 中国のトップがこうした場で外国の首脳をもてなすのは異例のことだ。 日本抜きという現実が そろそろ目の前に迫ってきている。 習国家主席「今回のオバマ大統領の訪問は両国関係をさらに推進させることになる」 オバマ大統領「米中が効果的に協力できれば、世界全体の利益になる」 と述べた。 日本国内では 右翼勢力が 「中国や韓国と 国交を断絶せよ」と 声高に叫ぶが、 相手国が 「断絶」されて 痛くも痒 (かゆ) くもなければ、 何の効果もない。 今やそういう方向に動いている。 中国、韓国に影響力があってこそ 交渉ができることが 分かっていない。 下の写真は 昨年の EUとロシアとの会談のとき、 プーチン大統領が ドイツの「メルケル首相」に 今回のように 「ショール」か何かを 掛けてあげたときのものだ。 ドアーを横からさっとあけ 『どうぞ』と言われるのと同様 悪い気はするまい。 何も 「浮気者になぞらえて」という必要はない。 ましてや 他の人々が 「女扱いが下手」と 非難される必要もない。 こんなことをそんな風にしか考えられない 一部の日本人に ゲンナリしてしまう。 こんな「気さくな行動」を 我が日本の指導者は いつ見せてくれるだろうか、 と 「産経」が 書くようになったとき、 産経新聞は 日本を代表する新聞になれるのだが … 今では単なる 「三流新聞」であろう。
リュウマの独り言
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