私はピーテル・ブリューゲルが好き。
詳しくはない。さほど知らない。
「子供の遊戯」という作品を見て惚れただけ。でも好き。
昨年10月の『 ブリューゲル「バベルの塔」展 BABEL 』の興奮覚めやらぬというのに
同じ東京都美術館で今度は『ブリューゲル展』ですよ!
写真でしか見たことのないあの作品も、写真ですら見たことがないこの作品も、
生でこの目で見れるわけですよ!
そりゃー行くでしょ! 行きますよ!
あれ? 花? ごめん。この作品は知らない。
もっと有名で惹きつける作品がいっぱいあるのに、
なぜこれ?
で、拝観しました。
タイトルに「画家一族 150年の系譜」とあり、ポスターに「受け継がれた一族の魂。」とあるように、
ブリューゲルの家系の作品展でした。
展示作品としては、
ピーデル・ブリューゲル一世の作品はほぼ無し。
長男であるピーデル・ブリューゲル二世もほぼ無し
次男であるヤン・ブリューゲル一世の作品は多め
あとは孫やひ孫や婿やら
ピーデル・ブリューゲル一世のつもりでテンション爆アゲだった俺は肩透かしを受けた気分
そんな気分ではありつつも楽しく拝観していると、
隣の人がスマホを出して、パシャと作品を撮影
えー
この人なにしてんの
いやいやいやいやおかしいだろ
作品の写真を撮るとかありえないだろ
なにやってんの
そういえば、フロアの前に何かメッセージボードがあったけど…
このフロアのみ「写真撮影できます」
え 絵画展で写真撮影可
なにそれ 聞いたことないけど、そんなことあるの?
SNSでの口コミを期待してるんだろうけど…
いいの?
本当に撮っていいの?
まあ、撮りましたよ。
そりゃー撮っていいと言われれば撮ります
でもね
写真を撮りはじめると、撮ることが目的になってしまって、
一枚の絵をしっかり観ようという気持ちが薄れてしまうので、
あまり良くないかな
そして、
いつものように目録を購入して終了。
楽しかった。
楽しかったけど、
やっぱり、ピーデルブリューゲル一世の作品が見たかったな