かれこれ40年ほど前の話になる。

小学校1,2年だったと記憶しているがさだかでないが、場所ははっきり覚えている。

昭和45年 大阪万博とほぼ同時に開発が進んだ千里ニュータウン、

阪急百貨店と大丸が進出し、はじめて地下鉄が大阪市内からやって来たのだ。

その地下のアーケードにあったペットショップ。そこで、真っ白なハツカネズミを

駄々をこねて飼ってもらった。犬のポチはすでに家にいたが、最初のペットだった。

 残念ながらそのねずみちゃんの事はすっかりどうなったのか覚えていない。

しかし

鮮明に覚えている光景がある。店の奥には水槽がたくさん並べてあって、赤と青の

ストライプのきれいな魚が泳いでいた。大きさと形はめだか位。1500円と書かれていた。

 当時の1500円は高級だ。おそらく大卒の初任給が3~6万円といった時代だと

思う・・・・。ブラジルから輸入されたネオンテトラというらしい。ブラジルには日本より

長い川が流れていてその川にはいろんな魚が泳いでいるという・・・・。

 でも小学生には手が出ない。普通の水槽では飼えないという、いろんな設備が

必要で、お金持ちが飼うそうな。そんな時代だった。

 

いつか飼うぞと熱帯魚命に火が付いた。