「OH MY ゴースト!!」、DVDにはならないということで、私なりにストーリーと感想を綴ってみました。
軽く書くつもりが長!!

自分でもびっくり!!
真吾さんのブログ同様、携帯からは腱鞘炎警報かもです…

興味のある方はお付き合いください♪
【役柄】
マサト:吉岡毅志
ワタル:南翔太
コックス:粟島瑞丸
グッチ:福沢重文
シマダ:斎藤真吾
田中:与那嶺圭太
アリサ:大芝孝平
リコ:藤沢瀬里菜
マルコビッチ:平野勲人
ゴッド/後藤さん:野久保直樹
【ストーリー】
マサト、ワタル、コックス、グッチは同じ大学のボート部に所属、リコはマネージャーでみんなのアイドル。
寝食を共にし、いつも一緒だった4人とリコ。7年後にまた一緒にボートをこごうと約束をかわす。
7年後、グッチの別荘
グッチが7年前の約束を果たそうと、メンバーを別荘に集める。
ワタルはリコと結婚していたが3ヶ月前に脳卒中で亡くなっていた。
マサトは恋人でアイドルのアリサとドライブ中に大事故に合い、アリサは死亡、マサトは入院していて、今日三ヶ月ぶりに退院。
コックスは新聞記者として、マサトとアリサのことを記事に書いていた。内容は中傷記事、実は今日ここへ来たのもマサトから事故の真実を聞き出すためであった。
グッチの回した車でマサトが病院から直接別荘に現れる、心に一物あるのでなんとなくギクシャクするマサトとコックス。グッチが一生懸命仲を取り持つ。
そんな中、マサトの前にワタルが現れる。実は意識不明で入院していたのでワタルが亡くなったことを知らないマサト。マサトは当時付き合っていたリコをワタルに捕られたのでワタルを憎んでいた。
ワタルに詰め寄るマサト。ところがゴーストのワタルは本来見えないはずの自分の姿がマサトに見えることに驚く。自分が死んだことを伝えるがマサトは信じない。
コックスとグッチにはワタルが見えないので、ワタルと話しているマサトを見て事故の影響で頭が変なんだと思い込む。
天国の管理人、マルコビッチによると、マサトは一度事故で死にかけたので、死んでいる人、すなわちゴーストが見えるようになったのだとのこと。
別荘にリコと婚約者のシマダがやってくる。
この日の為にグッチが呼んだのだ。
人前で執拗にいちゃいちゃする二人。
ワタルは自分が死んでたった三ヶ月でほかの男と婚約するなんて許せない。
リコとシマダを結婚させないでくれとマサトに頼む。その思いが果たせないと成仏できないと。
冗談じゃないと断ったマサトだが、マルコビッチに頭に金色のバンドを嵌められ、
それは自分でははずせなく、それがあるとワタルはマサトを自由に操ることが出来る。
有無を言わさずワタルの願いをかなえるのを手伝うことになったマサト。
ところが緊急事態発生、ゴーストとコンタクトが取れる人間がいると知った沢山のゴーストたちが
マサトのもとへ向かっていると。
マルコビッチの結界のお陰でその場は事なきを得る。
しかし、特に思いの強い二体のゴーストが結界を破ってやってくるので気をつけるようにと。
やってきたのは、アリサだと名乗る男性ゴーストと、その追っかけファンのゴースト田中。
アリサはマサトに結婚を申し込まれた直後、事故にあい、その無念さからゴーストに。
事故で顔が崩れてしまったのでその場に合った男性の体に乗り移ったのだと言う。
キメポーズはくるりんバッキュン♪マサトに執拗に付きまとう。
田中はアリサの熱狂的なファンで悲しみのあまり後追い自殺をした。
男性がアリサだとは信じられず逃げ回るマサトだが、
ゴーストの見えないコックス、グッチ、リコ、シマダにはマサトの行動が理解できない。
ゴッドの声。
結界を破ってマサトの元に来た三体のゴーストに逮捕状が出たと言う。
逮捕されたゴーストは成仏できないまま消滅させられてしまうのだ。
なぜかワタルにまで逮捕状が。反論するワタルだが、
「しょうがない、天国にもコンプライアンスはあるの!法令順守!」とゴッド。
マルコビッチの説得もあり、じゃんけんで勝ったら逮捕までに時間の猶予がもらえることに。必死でじゃんけんするも負けてしまうワタル、とっさに、「ま、負けがちだから俺の勝ちだ!」と言いはる、マルコビッチも「負け勝ちなしって決めてなかった後藤さんが悪い」と言い出す。なぜかゴッドも「そう?じゃあしょうがないなあ」と、あっさり日没まで時間の猶予をくれる。日没まではあと5時間!その間にワタルの思いをかなえないと逮捕されてしまう。
リコはマサトがおかしな言動をするのは恋人だったマサトを裏切って、ワタルと結婚した自分と話をしたくないからだと思い込み、シマダと共に帰ろうとする。
まだ7年目の約束を果たしていないからと止めるグッチとコックス。
そしてシマダもリコを止める。
実はリコとシマダは婚約者ではなかった。ワタルとの件でマサトの元に姿を現しづらいリコの気持ちを思って、シマダは婚約者のふりをしていたのだった、しかし、今帰れば後悔するから帰っちゃダメだ。きちんとマサトと話し合うようにというシマダ。
マサトが酒に酔って、こういったことがある、と語りだすグッチ。
どんな女性と付き合ってもそのたびにリコを思い出してしまい、上手くいかないと。
ショックを受け、壁に持たれかかるアリサ(笑)
そしてグッチがワタルの手紙を取り出す。そこにワタルとリコの思いが書かれていると、マサトに読むように渡すグッチ。しかしリコがそれはダメと止める。嫌がるリコを押さえつけ、手紙はマサトの手に渡った。
読んで良いのか?とたずねるマサトにうなずくワタル。
手紙の内容はこうだった。
マサトと付き合っていた当時、リコは実家の酒蔵の経営を建て直すために、婿養子をもらうため親から結婚を迫られていた。しかし、当時オリンピックの強化選手として練習に打ち込んでいたマサトにはそれを打ち明けられず、友達だったワタルに相談する。ワタルはリコがマサト以外の男と結婚するのは耐えられなかった。だったら自分が結婚して婿養子になり、酒蔵を継ごうと決心する。リコはマサトの前から姿を消し、二人は酒蔵を建て直し、7年間の夫婦生活を送る。
しかし、結婚してすぐ、二人は友達同士でいるべきだったと気づいた。友達の期間が長すぎて夫婦という関係にはどうしてもなれなかったのだ。そしてリコの心の片隅にはマサトがいた、すべてを理解していたワタルはリコにマサトのところに行くようにと書いた手紙を残して、どこかに姿を消すつもりだった、ところが、その途中、脳卒中になってしまい、そのまま息を引き取ったのだ。
ワタルはありがとう、とリコを後ろからそっと抱きしめると、
マサトにリコのそばへ行くように促す。
ワタルの本当の願いは、リコとマサトがもう一度よりを戻し、共に生きて欲しいと言うことだった。
コックスやグッチ、シマダも、そっとその場から姿を消す。
お互いの気持ちを確かめあい、ゆっくり前へ進もうと約束する二人。
当時の事情とワタルの気持ちを知り、すべてを許すマサト。
力強く抱き合おうとするが、実体のないワタルにはそれができない。
マサトに迷惑をかけたお詫びにワタルに少しだけ実体を与えようとゴッドの言葉。
何分間ですか?とのマルコビッチの言葉に一分間だけだと。
え?普通この二人なら三分でしょ?とマルコビッチ。
(なぜならマサト(吉岡さん)とワタル(南さん)は元ウルトラマン(笑))
しかし猶予は一分間。
硬く抱きしめあう二人・・・と、ふと気づいてワタルに部屋の隅に隠れるように言い
2階に駆け上がっていくマサト。リコをつれてくる。
ワタルとリコに最後の挨拶をさせてあげようというのだ。
驚くリコに自分は幸せだった、ありがとうと告げ、ゴーストに戻るワタル。
日没まで時間がない。
7年前の約束どおり、ボートを漕ぐ4人とサポートするリコ。
そして、生前コックスをやりたかったのに出来なかった無念さからゴーストになったマルコビッチが
コックスとしてボートに乗る。
あの頃のようにみんなでボートを漕ぐ。
彼らに向かって陸から大きく手を振るシマダ。
ボートは夕陽に向かって進んでいく。
【感想など】
と言うわけで、ノクの役はゴッド=神だったんです。
でもすごく気さくでいい加減な感じ。最初に「私はゴッドだ!」と名乗るんですが、聞き間違えられてワタルには「後藤さん」と呼ばれています。そのうちマルコビッチも「後藤さん」と呼んでいました(笑)確かに「ゴッドゥ」みたいに発音してて、後藤と聞こえなくもない感じ?「俺、そんなにカツゼツ悪かったかな~?」とその後ぼやいてました(笑)
最初に声で登場した時、緊急連絡をしただけだったので、ワタルに「そのためだけに出てきたんですか?」と聞かれ、「まだまだ、これから出るから!」みたいなセリフもありました。(観客一安心(笑))
じゃんけんのくだりも、負けがちだとワタルに言い寄られ、「え~?そんなのあり~?・・・ま、いっか」みたいな、神と言っても威厳のある感じではなく、友達のような感覚のセリフが多かったです。で、姿の登場シーンですが、実はあんまり詳しく覚えていないんです。おそらく姿をガン見していたのと、、ノクが出たーという感動で、セリフやシーンをきちんと聞いていなかった(涙)たぶん、ワタルの手紙のシーンに絡んで、ゴッドが感動的なことを言っていてそのセリフの最中に正面奥のゴムの壁からすっと姿を現して微笑んで、またすっと消えたのでした。
真吾さんはリコの婚約者のふりをするが実はイトコのシマダという男。
本当にイチャイチャしてました(笑)ずっと手をつないでて何か話すたびに 「ねー?」っと顔を見合わせたり。しかもさらに金持ちの役ということで、ちょっと高飛車な嫌味な感じのセリフも。「君、僕の車から荷物を運んでくれるかな?あ、気をつけてよ。僕の車、ベンツのCクラスなんちゃら(←覚えてません(汗))だから~」なんて。で、マサト「おい!車は河口湖に沈めとけ!」コックス「わかった!」なんてやりとりもあり(笑)
途中正体がばれてからは良い人に戻り、真吾さんスマイルも沢山見られました。最後に7年ぶりにボートを漕いでいる皆に陸からおーい!と手を振るのですが、長身で手も長い真吾さん、存在感がすごくありました。舞台栄えしますね。
大芝さんはアイドルアリサのゴーストに体を乗っ取られたおっさん。常に腰に巻いた布をスカートのようにヒラヒラフリフリ。マサトを見かけると、「マッサト~♪」と抱きついてくる。「私よ、アリサよ。心の目で見て♪」なんて。「私だって、好きでこんなダサいおっさんの姿になったんじゃないわよ!」と大芝さんとしては自虐的なセリフも(笑)マサトを見つめる上目遣いの目つきとか、手の仕草、歩き方、すべてがブリブリアイドルそのものでした(笑)与那嶺くん演じるアリサの追っかけゴースト田中がいつもべったりついてくるが、アリサは田中をうっとおしく思っている。
最後は結果的にマサトに振られてしまい、「マサトは、私のことなんか見ていなかったんですよね。ゴーストになってからの記憶を消してください、マサトにプロポーズされた、幸せの絶頂で死にたいから」と。しかし、マルコビッチに、あなたにはいつもそばであなたの幸せを願ってくれている人がいる。(追っかけの田中のこと)こんなに幸せなことはない、と諭され、これから少しずつ田中との関係も変わるのでしょうか?
ズイくんはマサト、ワタル、グッチと共に、一緒にボートを漕いでいた仲間。当時コックス(ボートの舵手)になりたかったがなれなくて、あだ名でコックスと呼ばれている。今はスポーツ新聞の芸能記者で、女性関係がいい加減なマサトの中傷記事ばかり書いている。別荘に来たのも、マサトからアリサとの事故の真相を聞き出すためであったが、最後には、「リコとのことをハッキリさせて、まともな恋愛をしろよ!」とマサトにワタルの手紙を読むように渡す友達らしいところも。サバが好きで、学生時代に食料の買い出しで山ほどサバ缶を買ってきて、サバサンドを作って皆を苦しませた過去が(笑)。今回も食料を一人で買いだしに行き、気づいたグッチが追いかけたが時既に遅し、大量のサバ缶を買ってきて皆をがっかりさせる。しかし、今回はグッチも手伝い、パスタなど、結構美味しい食事が出来たようだ。
愛かたでは笑いを取る、ある意味マスコット的な役柄が多いズイくんですが、今回は比較的シリアスな、物語を進める中心人物でした、愛かたとスプトニの違いでしょうか。すごく早口で長いセリフも多かったですが、難なくこなしていました。体力勝負とつぶやいていたのはボートを漕ぐシーンだと思います。回想シーンと、最後のシーンと二度あったのですが、結構な速さで漕いでいて、大変だったと思います。舞台ではおなじみのズイくんの笑顔も今回もちゃんとでました。グッチに、笑顔でマサトに接してくれよと頼まれ、無理やり笑ったときに(笑)どっと笑いが起きていました。
ゴーストダンス、というダンスが劇中に2回と、カーテンコールに1回の計3回あり、お客さんも参加してやりました。ストーリーのどの部分にダンスがあったのか忘れてしまったのですが、場面の切り替わりの時だったと思います。みなさん、ダンスの時はなぜか黄色いメッシュのゼッケンをつけていて、うえ、うえ、した、した~♪と唱えながら主に手を動かして踊ります。キビキビしていて、見ていて気持ちよかった♪
2回目の時はダンスが全部終わる前にステージが真っ暗に。だれかがボソッと「暗転って・・・」とつぶやいていて、客席の笑いをかっていました。
3回目はカーテンコールの2回目、ノクも参加しました。出演者の皆さんがステージにそろった後、2階への階段のところからそーっと様子を見るように出てきて、階段の踊り場のところで一緒に踊っていました。切れのある素敵なダンスでした♪
以上かなり長くなりましたがOH MY ゴースト!!の私なりのレポでした。
テンポがよくて、笑えるところも沢山あって、でも感動してジーンとする部分もあって、とても面白い作品だったと思います。
長文、お付き合いいただき、ありがとうございました
