不変なものなど
セカイの薄切りはもう許されたのか…?
耄碌するとロクなことがない。
そもそも攻撃種別が増えること自体弱い。
何ひとつ存在しない
時間も空間も光も闇も
限定された条件下で
わずかに安定した結論を得ようとも
混沌に支配されたセカイは
絶対の矛盾を突きつける
ひとつの始まりは
ひとつの終わりに過ぎず
求める真理は
永遠に変わり続けていく
…セカイは【箱】だった (原文ママ)
つまり、どういうことでしょうか?
なんとなくサムライ8ぽいというか、仏教的なテイストを感じます。意味不明なところとか特に。
パタポン3のストーリー自体1、2よりも教訓めいた節があるので、恐らくこれも意味のあるテキストなのでしょう。
ひとまず前後の状況整理から。
1.ダークヒーロー残党組の衝撃事実発覚
2.何故か死んでいるヒーロー
3.当該の謎ポエム
4.セカイの果てを見る
上記も後々触れますが、先に謎ポエムから紐解いて行きます。
ストーリーを理解するだけならここを抑えておけば間違いないです。
サントラも「なんとセカイは箱だった」と言ってるので、マジで【箱】です。そうなんだ。
上文のほうを要約すると、大体仏教における諸行無常の概念について話しているようですね。
この話は劇中のどの部分と対応しているのでしょうか?
ここで、毎回シルバーおじいが話してくれたありがたいお話を思い出してみましょう。
………。
アレ?一度もそういう感じの話してなくないか。
じゃあダークヒーロー達とのやり取りには?
………。
はい、ありません。
いつものストーリーのバグです。本当にありがとうございました。
真面目な話、この部分はまともに考えるだけ無駄でしょう。
謎ポエムの意味はオレが決めることにするよ。
- 何故か死んでいるヒーロー
このシーンは⚠説明が全く足りていません⚠が、
声の主は誰なのか?なぜヒーローは死んでいるのか?
この2点を抑えればなんとなく見えてきます。
結論から言うと、
声の主はしゃかポンで、ヒーローは約束によって死んでいます。
いや、しゃかポンって誰???
A.勇気の洞窟クリア後に1回だけ現れる幻のNPC。
このシーンをシルバーおじいと解釈する意見もありますが、2人は明確に口調で区別されています。
(ってか/ッテカ
う〜むよかよか。の口癖等。)
そして、恐らく約束とはヒーローとしゃかポンの間に交わされたものではないでしょうか?
ナンジャロ丘での出会いから、パタポン3クリアまでのヒーローは約束によって決まったルートを歩んでいました。
この辺の関係性はパタポン2が西遊記を踏襲していることを考慮すれば分かります。
西遊記のラストで孫悟空は功績を認められ仏への昇格を許されるのですが、このシーンはそれに該当するものだと思われます。
- ファンギルの正体
彼の正体はシルバーおじいが若干匂わせをしてくれます。
その昔…復讐を誓う一匹の男がいた
恋人を目の前で失いマ族に魂を売ってまで果たそうとした復讐は遂げられることはなかった…
あと不屈の魔塊クリア後のフィーナ救出イベントに失敗すると何処からともなく現れてブチギレアドバイスをくれますね。
肝心の正体についてですが、大きく
- オーメンカーメン説
- まこトン説
の2つがあります。
オーメン説の根拠はフィーナにやたら執着していたり、平行世界に関する言及をしていた点などが挙げられます。あと特徴的な腕も引き継いでますね(笑)
まこトン説はおじいの話をストレートに解釈したものです。フィーナをあいトンに重ねていたりしたら切ない。この場合はさしずめ2人の恋路を見守る後方腕組おじさんってところでしょうか。
個人的にはまこトン説を激推しています。
まずパタポン1の時点でまこトンの魂は冥界の所属になっています。
正確には"冥界の"ババーンの所有物ですが、ババーンの死後も魂は冥界に留まっていたようです。
またセカイが【箱】だったこともあり、パタポン3のセカイは契約なしでマ族が顕現できる特殊空間です。
冥界と近いと言及されているだらけた悪魔の火山地帯周辺に限った話ではなく、本来は死者であるはずのほねデスが活動できているところから、セカイ全体の特異性とみてよいでしょう。
恐らく死者と生者の境界が曖昧な狭間の地のような状態になっています。
そんな状態ですから、フリーランスの魂をやっているまこトンが憤怒の邪悪と契約するチャンスは十二分にあった訳ですね。こいついつもクソみたいな契約交わしてんな。
オーメン説はおじいの話ガン無視な上、そもそもDLCで本人出演しているのでないです。たぶん。
しかし、そんな2つの説を覆す新説を持ってまいりました!
まずおじいの話ですが、何もまこトンあいトンを指しているとは限りません。
2に登場するまこメンあいメンを想像すれば分かりやすいですが、似たようなシチュエーションが過去何度か発生している可能性は非常に高いです。
あれはアッハーン朝時代のことでした…(存在しない記憶)
つまりファンギルの正体はまこデスだったんだよ!!
- セカイの果てを見る
おじいによるとここがセカイの果てだったみたいですね。しかしパタポンズの解釈的には違うようです。
それもそのはず、ここはセカイの果てではありません。
そもそもなぜおじいは消えかかっていたのでしょうか?
おじいの自己紹介に大きなヒントが隠されています。
わしは真理を知るものではなく
事実のみを語るものじゃ…
ヒーローよ…
わしはシルバーほしポン
事実を語るものじゃ
つまり全てのおじいの話に嘘はないということになりますが、ここでは決して真理を知っているわけではない点が重要です。
おじいはここを【それ】思い込み、あれがセカイの果てだよ。と発言してしまったことにより、パラドックスを引き起こして消滅してしまった訳ですね。
冗談はさておき、ここが本当にセカイの果てであった可能性も否定しきれません。
おじいにとってのセカイとは【箱】であり、その【箱】の中での"セカイの果て"があの光景だったのでしょう。
当然外界からの来訪者であるパタポンズにとって、【箱】はセカイではないため、解釈が違うのはある意味では当然なのかも。
しかし、それではおじい消滅の仕方に説明がつきません。
そもそも邪悪と対をなす存在であるはずのおじいが消滅できるのが意味不明です。
ソナッチの発言から察するに、過去にも同じことが起こったこと、誰の手にも負えなくなってしまうことが分かります。
やたら抽象的でフワッとしてますが、なんかヤバいことだけは伝わりますね。
コイールのモーション的にはそのままレーザーを発射しようとしている風に見えますが、普通はカラパシのアンチマジークで物理属性以外を全て無効化できるので防がない手はないように思えます。
つまるところ、嫉妬の暴走状態にあるコイールのレーザーには斬撃・打撃・刺突・大質量いずれかの物理属性が付与されています。
ヒーロー技もダブルッパバンどころではなくトリプルッパバンくらいするのかもしれません。
そんな強化形態ですが、対ヒーローにおいては全く役に立たないといってよいでしょう。
物理属性は大質量以外比較的入手の容易な【重】の防具によって軽減されてしまいます。
また、盾を扱うクラスではテッペキのクラススキルにより簡単に半減されてしまうのも痛いところ。
何故かアンチマジークをきっちり対策しているあたり、嫉妬の暴走は身内に対してイキるためだけの形態といってよいでしょう。
がんばれソナッチ。親父の横暴に負けるなソナッチ。
おわり。


