『それは鬱だよ』 

…え? いやいや違うでしょ

たしかに人間関係に疲れて仕事に行くのが嫌で

一週間休んじゃったけど。

自分の気持ちに素直になっただけだよ。

休みが必要だからあえて行かなかったの!

ちゃんとわかってるよ!


『重症までは行かないけど、中度の鬱だよ』

…えー…。

違うと思うのに完全否定ができない。

不安な気持ちばかり溢れてくる。


休日のランチタイム。

話を聞いて欲しくてYさんに頼った。

もうただただ苦しくてなんとかしたくて。

なんとかしてほしくて。

(今だからこう言えるのかな)


じゃあなんでYさんは『鬱』っていうんだろう…

Yさんは中途半端は言わないし、私がほしい言葉を言ってくれると信じてる。

…ちょっとだけ考えてみるか(嫌だけど)

とりあえずなんでもいいから言葉にしてみるか(出てこないけど)


なんで行きたくないの? 何が不安なの?

今何してほしいの? 

一つ一つ今感じていること、

気持ちや記憶を思い浮かべてみる。



最初はわからなかった。言葉が出てこなかった。

それでも時間をかけて自分の気持ちを少しずつ言葉にしていく。

…そうかぁ私は本当はこう思っていたんだ、これに囚われていたんだ、こうして欲しかったと少しずつ気づくことができた。


『あーだから鬱だったのかー』

『すごく傷ついてたんだ』


不思議なことになかなかできなかった今の情けない、知られたくないと思った自分を認めることができたら、急に心が軽くなった。

自分を抱きしめたくなった。


『まず自分のことを認めること』


すごい頑張ってきた。それを認めてほしかった。

でも認めてもらえなかった。

一番認めてほしかった両親からも。

だから会社の人や友人たちにそれを求めた。

だからいい子になろうとした。

こんなに頑張ってる、認めてよ。

すごいいい子でしょ? ね?

そしたらだれにも本当の自分を見せることができなかった。吐き出すところがなくなった。

逃げ場がなくなった。苦しい。消えたい。

でも本当に消えたいわけじゃなくて

傷ついている自分をわかってほしかった。

そんな自分をうまく表現できなくて

わかってくれない周りを責めた。

でも嫌われたくない。こんな情けなくてカッコ悪い自分が嫌いだし知られたくない。恥ずかしい。だから隠したいけど、認めてほしい……なんだこれ。笑




それをぜ〜んぶ吐き出したら

認めちゃったら心も体も軽くなった。

かなり時間はかかったね。


そしたら本当になりたい自分が見えてきた。

将来はこんな理想の自分で生きていきたい。

そんな考えが溢れてくる。


『じゃあ何をする?』

『じゃあこういうのは?』


いいかも。楽しそう!


それそれ!


やってみたい。


それをやってる自分は毎日が楽しくて

心も体も経済的にも豊かに生きてるよ!


じゃあ 今日からできることは何かな?


これならできそう。

早速やってみよう。


小さい小さいことだけど

今は体験していくこと。


気になったら調べてみる。聞いてみる。

やってみる

また気になったら調べてみる。聞いてみる。

やってみる。


何になるか今はわからない。

でももう変わりたいんだよ。

今の弱い自分からキラキラして

人生楽しんじゃってる自分に!


だからここで止まってちゃだめだよ。

行こ!未来の理想の自分に会いに!