テレビや携帯ゲーム、パソコンなど近くの物ばかりを見続けていると目が「凝ってしまう」という話をした。眼凝りをそのままにしているとやがてその状態に適応するように近視になってしまう。

 そうならないためにはどうすれば良いか。
 目の筋肉をほぐす「ハーフタイム」を取ることだ。
 テレビ、パソコン、ゲーム、読書…近くの物を見る作業を続けて10~30分ごとに「ハーフタイム」を入れる。テレビがCMになったら、ゲームで1ステージクリアしたら、ハーフタイムの合図だ。ハーフタイムは10~30秒ほどで良い。その数十秒が目にとって救いの時間となる。

【その1 遠くの違う距離のものを眺める】

 ◎縮こまっていた目の筋肉を、伸ばしてあげよう。
 (あなたの目の声)『ひゃーっ、たすかった~。やっと一息つけたよ。』

【その2 リズミカルにまばたきをする】

 ◎目をぎゅっと強く閉じて、ぱあっと大きく開く。
 そして目を”パチパチパチ”とリズミカルにまばたきする。
 ドライアイを防止し、目の周りの筋肉のマッサージ効果が得られる。

 (あなたの目の声)『うっひょー、気持ちいーい。潤いが戻ってきたぁ。』

【その3 眼球を上下左右に動かす】

 ◎顔を動かさず、目だけを動かす。
 部屋の端から端まで、壁のラインなどに沿って、目線を動かす。
 (あなたの目の声)『う~ん、ほぐれてきた。調子がでてきたみたい』


 いかがだろうか。どれもその場ですぐにできるのが、ポイント。
 「10~30分間目を固定的に使ったら、10~30秒の休憩(目のハーフタイム)を入れる」を忘れずに!

 とはいえ、子どもの場合それを忘れずにするのはなかなか難しい。親が「目の休憩をしなさいよ」と言ってもすぐに忘れてしまう。
 pinaなどは夕方N○K教育テレビを見ていることが多いので、CMも入らないしますます忘れがちだ。ちなみに4月から始まった「クッキンアイドル アイマイまいん!」が特に好きらしい…「ジャム入り白玉団子」を食べたいと言われて参った。ジャム入り…微妙~。

 閑話休題。
 そこで
 子どもが楽しんでできるトレーニング、
 子どもが自ら率先してできるトレーニング、というものがある。
 ↓ ↓ ↓
 自宅で簡単にできる、視力回復・近視予防のトレーニング・キット
 「眼育ingBOX(メイキング・ボックス)」
 
 pinaもこれに出会って、楽しく毎日目のトレーニングができるようになった。

子どもの視力回復なら眼育
 昨日、近視の始まりは「眼凝り」から、という話をした。
 近くの物ばかり長い時間見続けていると目の筋肉は縮みっぱなしになり凝り固まってしまう。これが眼凝りだ。

 そもそも目に限らず、人間同じ状態を長時間続けるのは辛い。
 同じ姿勢で1時間立っていろと言われたら相当の苦痛を感じるだろう。たとえ座っていても全く動けなければ辛くなってくる。卒業式だとか就職説明会だとかで経験はないだろうか。
 それならまだ、1時間歩き続けろと言われる方がましである。

 目も同じなのだ。近くの物を見続けて、同じ状態を長時間続けるのは辛いのだ。ただ、目の場合つい使い続けてしまうことがある。ゲームやテレビが面白くて、目が離せない。そして

 「近くばかり見て目が凝って辛い!」

 という身体の声を無視してしまう。それが度重なると、目の筋肉がそれに慣れてしまい、環境に適応するかのように近くの物を見ていても平気なように…つまり「近視」になってしまうのだ。
 pinaはゲームはあまりしないが、本が好きだ。それも図書館で借りてきては先が気になるのか集中してぐいぐい読む。読書は良いことだと思って温かく見守っていたのだが、まさかそれが近視の原因になるとは…。

 もっとも、本当に読書は良いことである。要は眼凝りの状態を無視しなければ良いのだ。
 あなたがもし長時間立ちっぱなしだったり座りっぱなしだったりして、疲れたときはどうするだろう。
 休憩を取って伸びをしたり、凝った部分をもみほぐしたりするのではないだろうか。

 目も凝ってきたらこの「伸び」をする時間が必要なのだ。
 その具体的な方法についてはまた後ほど。


子どもの視力回復なら眼育
 近視の原因はすべて遺伝というのは間違いで、環境要因も関わっているという話をした。
 では、具体的にどういう環境が近視を生むのだろう。

 皆さんはこのブログをパソコンでご覧になっているだろうか。それとも携帯電話だろうか。どちらにしても画面と目の距離は1メートルもないだろう。
 娘pinaもパソコンは好きである。母親であるpina-momは元システムエンジニアだ。結婚後退職したがもはやパソコンからは離れられない生活を送っており(今もこうして向かい合っている)、pinaも3歳頃からその画面をのぞき込むようになった。今では自分で見たいサイトを見つけられるまでになっている。的確に自分の好きなサイトへたどり着くので危険なサイトへ足を踏み入れる心配は今のところなさそうだが、いいのやら悪いのやら…。

 pinaの例は特殊にしても、本(教科書から漫画まで)や携帯ゲーム機等々。大人もそうだが子どもも目からごく近い物を見ている時間が長いのである。

 遠くを見るときは、目の筋肉はリラックスして伸びる→水晶体が薄くなる

 近くを見るときは、目の筋肉は緊張して縮む→水晶体が厚くなる


 すると、近くをずっと見続けている場合、目の筋肉はずっと縮みっぱなしということになる。

 さらに、近くを見ている時間が長くなると遠くを見ても、目の筋肉は元のように伸びなくなってしまう。


 これが「眼凝り(めこり)」の状態だ。

 この状態では、水晶体が厚くなりっぱなしなのでもはや遠くにピントが合わない。これが近視の始まりなのだ。

 では、近視を予防・進行させないためにはどうすれば良いのだろうか?

子どもの視力回復なら眼育