●はじめに

☆4以下SPリーグは通常ワリーナよりも順位を上げやすい(気がする)。

通常ワリーナ青1前後の私が現時点(2024/07/1)で赤2にいる。前回は赤2着地。一応、結果を出せているので☆4以下SPリーグの戦い方について考え方を整理してまとめてみる。


●通常ワリーナとの違い

①明確に欠点がある場合が多い

通常ワリーナに比べると以下のように欠点の際立つ相手が多い。これは☆5の場合とのステータスやスキル性能からくるものと考えられる。


→火力が高く速い場合=脆い

 速くて硬い場合=火力がない

 火力が高くて硬い場合=遅い


②キャラが少ない

通常ワリーナに比べると、当然ながら使用できるキャラが少ない。

脆いキャラが相手だとしてもゲージダウン等を絡めて一方的に殴るか盾割りから殴らない限り中々落とせないため、攻撃防御の両面で免疫の存在を念頭に置かなければならないところ、免疫を張ったり強化解除のできるキャラは限られている。また相手にターンを回さない前提で上を取って仕掛けるにしても速度リーダーや基礎速度の速いゲージアッパーも限られてくる。さらに①のステータスの欠点を補えるようなパッシブ持ちも限られてくる。

これらからすると使われるキャラは自ずと限られてくる。


③戦い方

実際に今期を戦ってみて感じた相手の戦い方は整理すると以下の3つ。通常ワリーナと変わらない。


→ア 上取りで大ダメージで一気に殲滅を図る型(いわゆる速パ)。

 イ 解除ゲージダウンなどのコントロールで相手を動かさずに殲滅を図る型(いわゆるコントロールパ)。

 ウ 免疫や撃破阻止等で受けてから盾を割って殴り勝つ型(いわゆる受けパ)。


※コントロール要素は速パ、受けパと両立し得る


④上取り大ダメージ型の傾向と対策

光や火のマジカルブラウニーをベースにして、光ブレードダンサーや風ジョーカー、風シルフ、火ハイエレメンタルなどを絡める型。

速度リーダーは必須で、ゲージアッパー


対策としては相手が紙耐久なので、攻撃はそれほど考えず属性相性等を念頭に耐久特化で凌いでから一度全体回復すれば勝てることが多い。

他には速度で上回る或いはルーンやパッシブを使って割込んで1体落としや行動阻害をすると良い。


低ランク帯の場合は特に火力が不十分な場合が多いが、高ランク帯になると押し切られることが多いため耐久一辺倒で受けるのは難しい。防御無視のないアタッカー編成は盾割り前提なので盾割り対策ができていると勝ちを拾いやすい。


具体的な対策例としては以下が考えられる。

ア 意思保護で剥がし盾割りへの対策と耐久を盛る。

イ 火の司祭で先手を取って無敵免疫を張る。

ウ 全体攻撃で倒してくる敵の場合は柔らかめにした火のシルフィードで一撃目の後に割込み回復をする。果報を積んだ水ハウルなどでもいいが風アタッカーに初撃で落とされる可能性がある。

エ 風アヌビスで復活から割込んで殴る。耐久に振った果報ロボで割込んで相手のバフを剥がす。

オ 単体攻撃で倒してくる相手は風ハープで攻撃先をハープにするように誘導してなるべく耐えて、その間に相手を倒したり、バフを剥がしたり、行動阻害するなどを行う。

など


⑤コントロール型の傾向と対策

火ピエロや水サキュバス、水シルフ、風ロボ、闇ロボ、闇ウィッチ、闇ホルス、闇船長などで行動阻害をしながら戦う型。対戦機会としては最も多いと思われるため最優先で対策すべき。


対策としては基本は上取り大ダメージ型と同じ発想。ただし大ダメージ型ほど一撃は重くない。その代わりにゲージダウンが厳しいので違いを意識する。

光マーメイドのミス誘発パッシブはコントロールさせないようにするために特に効果的。

ゲージダウンがなければ火ハッグなどのターンが回ると解除回復ができるキャラが特に有用。また、スタン無効パッシブのある光カボチャや属性相性次第で水リッチ、水忍者などが有用。

ゲージダウンがある場合は受けるとほとんどの場合ハメられるので、上取りか割込みが基本対策。後手に回ってしまって基本対策が無理だとしても、抵抗高めの全体解除キャラを複数並べた上で一度抵抗できれば戦況をひっくり返せる攻め手を用意しておくと良い。


低ランク帯の場合は相手は速いだけで的中に振れていない場合が少なくないと思われる。したがって、抵抗高めの意思保護で対応してもそれなりに勝ちを拾えるのではないかと思う。ただ高ランク帯ではハメられた場合は抜け出せる方が稀。ピックの段階でこちらも相手の取りそうなものを取ったり、バンをうまく使うべき。

なおスキル延長キャラは☆4以下だと限られてくるので通常ワリーナよりもそれらを気にしなくていいことを念頭におくこと。


⑥受けパ対策

硬めにルーンを組んだ鬼武者等にフェアリークイーンなどの免疫キャラを組合せて戦う型。

一見上を取ってしまえば怖くなさそうに思われるが、全体バフ解除でバフを全て解除できるキャラは少ないので、解除キャラを用意できていない場合は詰む。また中途半端な速度パよりも部分的に速かったり、うまく対策ピックを織り交ぜてくるピックのうまい人もいるので相手の出方を読みにくい型とも言える。


対策としては全体解除の闇ブレードダンサーが有効。解除しながらミス、剣折りを付けられるので決まれば相手の火力を激減できる。

また、持ってる人は限られるが闇ロボのスキル2、3の全体解除も良い。というか相手を倒すという意味で持続ダメージを付加できる点がとても優秀(おさださん氏のリプレイなどが参考になる)。

基本的にはこの2体をベースにピックを展開すること。殴り合いになる場合はこちらも鬼武者で対抗したり、相手に免疫や解除回復がいない場合はさらに持続ダメージキャラや爆弾キャラを入れると良い。


⑦上取りの姿勢の重要性

自分が受けが得意でも相当に自信がなければ、序盤は速度リーダーを取るなど上取りの姿勢を出したほうがいい。

というのも上取りからのコントロールが決まると抜け出し難いため相手が警戒してピックを崩してしまう場合が少なくないから。完全に崩せないまでも相手のベストの組合せにさせなくすることが大切。


⑧よく出るキャラ別のアンチキャラ

ア 火ピエレット

水リッチ、水忍者、光カボチャ


イ 風又は闇ロボ

意思反撃×2抵抗100ヴェルデ(ランカーskit氏参考)

意思闇ホルス

火ハッグ

水リッチ(闇ロボの場合)


ウ 鬼武者

属性相性の悪くない鬼

闇ブレードダンサー※鬼武者は遅めに作られる傾向があるので抵抗高めかつ免疫キャラとの組合せが多い。剥がしキャラを準備しておくと安心。上位帯で戦う場合に念頭に置くのは光鬼武者+闇アスラ+フェアリークイーン(+光エージェント+光ドリヤード)などの組合せ。


エ 光又は水狼人間

闇ロボや闇ウィッチ※免疫がない場合は剥がしが不要なので剥がしのない全体コントロールできるキャラで良い。


⑨おわりに

パッと思い付いた例で書いたものの上位帯だと対策を理解した上でその対策をしているので過信は禁物。

とはいえ、上記を知った上でSPリーグのランカーのピックやリプレイを見ると意図が分かり、学びがあると思うので興味があれば是非見て欲しい。ちなみに私のおすすめは日本人だとオッセール氏、おさださん氏。


最後まで見ていただいた方ありがとう ☆4以下リーグが盛んになれば幸いです…