「キャンディード」が思った以上に気に入ってしまったために、(私の中で)レベッカ祭りに続いてキャンディード祭りが開催されていた(笑)6月でしたが、クリエコン、キャンディードが終わって、ごひいきさんたちや東宝ミュージカル常連さんたちもそれぞれ次の舞台やお仕事に向けての稽古や準備中の時期、この堕落しきった生活を立て直さなければいけないなぁー(苦笑)と思いますが、そうこうしているうちにすぐに次の予定が・・・。


さてさて、久々に舞台から離れた話題。

4月クールのドラマが最終回を迎え、私もやっとのことでほとんどの最終回を観終えたところ。


☆「素直になれなくて」

観終えての第一声は「ふーん」(苦笑)やっぱり、私、北川脚本が苦手だと再認識。といいつつ、まぁ、最後まで観たわけですが、最初から暗示されてはいたけど、どんどんいやーな展開になってきて、とはいえ引っ張った割には意外とあっさり?まあ、ジェジュン演じるドクターにはちょっとキュンと来たけどさ。あと吉川氏が意外と良かったんだよね。

☆「Mother」

観終わったらティッシュの山。泣きました。坂元裕二氏は完全復活した感あり。それでも「わたしたちの教科書」のラストはちょっと言葉がロマンチックすぎるというかひとりよがりな感じがしたけど、今回はロマンチストっぷりもほどほどで、でも「素敵だ」と思えるくらいの言葉の選び方で、小道具も、伏線も効いてたし。何より「10年後」みたいな安易な感じじゃなく、回想なのか現実なのかわからない感じで、後ろ姿と手だけが映された母子の再会シーンの挿入が良かった。「好きなもの」を言いながら近づいて行った母子が「継美」「お母さん」と最後に言い合うシーンも泣けた。最初は奈緒が怜南(継美)の母になるところから始まったけど、幾重にも重なる「母」の意味があって、色んな「母」が登場して、うっかりさんの事件を担当した検事だか刑事だかが言った「人間には三種類あって、男と女と母親」というのが印象的だった。去年は清史郎くんの年だったけど、今年は愛菜ちゃんの年だね。

☆「新参者」

阿部氏演じる加賀のキャラも凄く良かったんだけど、最後まで観てこれは何が凄いかって多分(読んではいないけど)原作が凄いんだなと思った。「嘘」が重なっていくところとか。キャスティングと題材の勝利。