和名 オオヒシャクゴケ
学名 Scapania ampliata Steph.
京都府レッドデーターブック 絶滅危惧種
12月13日は京都府北部も降雪があったようですが、日差しが当たって雪は溶けていました。
いつものコケ観察地点へと林道を歩いていると、岩壁にオオヒシャクゴケだろう苔類を見つけました。
「植物体は緑褐色から黄褐色で、群生し、茎は長さ4cmになる。葉は茎に対してほぼ直角に開出し、キールに翼がなく、腹片は楕円形で、鋭頭から鈍頭、縁に鋸歯がある。背片は卵形で、長さは腹片の約3分の2で、基部は茎に流下する」
とあります。
これらからオオヒシャクゴケだと思いますが、この個体はやや鋸歯が少ないようです。また花被の口における構造が、同定をおこなう上で決めての1つとのことですが、今回は花被が見つかりませんでした。
名前はオオヒシャクゴケですが、どちらかと言えば繊細で小さめの苔類(タイ類)です。
ヒシャクゴケ科は、他の苔類(タイ類)と比べ背片が腹片より小さいという特徴があります。
つまり、他のヒシャクゴケ科では、下記の様に腹片(上から見た時に下側の葉)が長いということです。
ヒシャクゴケ科の同定に関しては、専門の先生でも分類が非常に難しいと話されていました。
尚、日本の文献では『日本産ヒシャクゴケ科の再検討』(尼川大錄・服部新佐.1954年.服部植物研究所報告第12号)が最もまとまっているそうです。この文献はオープンアクセスでインターネット上で誰でも閲覧することができます。





