術前のカンファレンス

２回目の手術の前にどういう手術をするのか治療方針など教授からお話を聞く事に…。

ドキドキで旦那さんと母とカンファレンス室へ……

術前の検査を終えての話。転移とかこわい……。

「術前の検査の結果を見ても転移は見当たりません。リンパにもないと思われますが実際あけてみないとわかりません。」

「ガンの種類ですが細胞を調べても実ははっきりしないんです…もしかしたらたちの悪いがんかもしれません……。まぁーそれは手術すればはっきりする事ですから問題ないです。」

たちの悪いがんかもしれないのに問題ないってどーゆう事？って心でつぶやく私…

「手術は子宮、卵巣、リンパを摘出する広汎子宮全摘術を行いたいと思います」
「卵巣もですか？！」

「今、卵巣に転移はないけれども不安要素を取り去る為にも広範囲で摘出するのがよろしいかと思います」
「そうですか……分かりました！」

もっと質問とかすればいいのかもしれないけど私は生きるためにすべてを受け入れようと決めたので摘出する事に抵抗が全くなかったのです。
卵巣を残すことで転移の可能性が高まって怯えて暮らすよりかはいさぎよく取りのぞいた方がいいと思いました。

「術後に尿障害とリンパをとる事で起こるリンパ浮腫という後遺症が出るかもしれません！でも尿障害はリハビリで良くなります！リンパ浮腫も日頃のマッサージで発症を押さえられますからね！後、卵巣を取ることで更年期障害が起きるかもしれません！でもこれもホルモン補充とかあるからその時に一緒に考えましょう！」

「分かりました。」

こうやって教授は術後に起こる後遺症を話してくれたけど私はおしっこなんて簡単に出るよ！
なんて簡単に考えてた…。だって実際どんなものなのか想像も出来なかったし…
こうしてあっさりと教授との話は終りました。

でも私はここであれこれ聞かなくて良かったと思ってます。
私の性格的に更に不安になりそうだったし！
だから転移はない！手術で全部とる！この２つだけで十分でした……。


手術まであと3日……。