「天才とは、その人だけに見える新事実を、見ることのできる人ではない。
誰もが見ていながらも重要性に気づかなかった旧事実に、気づく人のことである。」
(塩野七生『ローマ人の物語 ハンニバル戦記』より)
仕事を改善しなさい、業務改善しなさい、というけれど、
それは何も新しいことだけをやることではない。
人はとかく、成果を出そうと躍起になるあまり、
周りからも目立つ、新しいことをやろうとしてしまうもの。
実際、新しいことは目立つので、一定程度評価されることもまた真実です。
しかしながら、後日評価をしたときに、
大して役に立っていなかった、利益を減らしていた、
なんていうことはよくあること。
リスクを恐れるあまり、取り組まないというのは論外ですが、
既存の業務プロセス、例えば、定型化されている業務の中にこそ
業務改善の種が存在していたりします。
そういった足下を固めずに、何か目新しいことはないか、
何か目立つことはないかということばかりに目が行ってしまうと
思わず足下をすくわれてしまうかもしれません。
塩野七生さんのこの言葉は、
そんなことも示唆してくれているのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
