【000085】 | 壊れた機械人形

壊れた機械人形

やぁ、はじめまして。

ようこそ、『壊れた機械人形』へ。

日常にこの心を浄化する拠り所はない。
醜悪な俺は、夢を見ることで心を癒すしかない。現実に安寧はない。これは仕方のないことで、檻を破壊して外へ飛び出したところで、そこに俺が生きる場所はない。幸せであろう環境を捨てることは我儘だろうか。意味のない問いだ。

久し振りに、心を高揚させる物語に出会った。とても魅力的な世界だ。だからこそ、その本を閉じて現実に戻らなければいけないのが悲しい。中途半端に序章だけに手を出してしまったのは、正の影響と負の影響のどちらを多くもたらしてしまったのだろうか。少なくとも、物語は俺にとってプラスのものだった。それによって少しだけ変わった景色が、どれだけマイナスに見えるかはまだわからない。



話は変わるが、自己愛性人格障害という単語を最近知った。その行動、特徴一覧のようなものを見てみれば、大半が自分に当てはまるものだというのがわかり、少しだけ動揺している。だが、この感情は冷静にコントロールしなくてはいけない。今でも未来に美しい自分の姿を思い浮かべているのは否定しない。それを自覚したところで、俺は精神の病気になってしまった!などと嘆くのも気色の悪い。

今更言い聞かせるまでもないが、理性の鎖は手入れを欠かさないようにしなければいけない。