会期中、予想以上のお客様でびっくりしました。
1日、2日は展示変えのための休館日。
3日からは、中国の玉器の名品を2点特別展示されます。
ひとつは、王道の白玉の器。
左右の環は後から付けるのではなく、削り出す際に計算して作り出されています。
真白ではない玉ならではの乳白色は大昔から中国で愛されています。
陶磁器、青銅器、その上に位置する玉器が民間で所有出来るようになったのは玉の歴史から見れば最近のこと。
最高級の存在だったのです。
もう一つは、素材にある緑と茶の部分を上手くデザインに取り入れた繊細な翡翠の皿。
2匹の蝉。その上部に蝉の幼虫が2匹。
蝉は古代から「復活」の象徴であり、死者の口の中に蝉形の玉を詰めて埋葬することもある。
ちなみに玉の硬度は極めて高く、彫刻刀などでは少しも削る事ができないそうです。
そもそも、「削る」ではなく「磨き上げる」といった工程になります。
それはそれは気の遠くなるような年月をかけ、作品よりも硬い玉の粉などを揉み込み磨き上げるのです。
その時間は、作品によっては親子二代、三代にも渡るといいます。
