10月になりました。

朝晩の冷え込みに清秋を感じる今日この頃です。



9月末日は、素敵なレッスンにうかがってすっかり

その世界に嵌ってしまい、続けて通うことになりました。


そちらは美術館の記事と併せて、またUPしたいと思います。



今日は誕生日の長女と有名な洋館と表参道ショッピングに

行ってきました。



明治・大正の洋館が好きで、免許合宿に行った際も一人で

見学にいっていただけに、今回私が行くと聞いたら喜んで

付いてきました。



前々から煉瓦建築で気になっていた駒場公園内にある

【旧前田侯爵邸 洋館】です。


http://www.syougai.metro.tokyo.jp/sesaku/maedatei.html











言わずとしてた加賀藩主である前田家16代当主

前田利為が大正15年着工(地鎮祭)し昭和2年に

上棟したものです。


建物概要


鉄筋コンクリート造


建築面積 978.25㎡  

延床面積 2,930㎡ (約888坪)


2階建、地下1階



残念ながら地階は見学できませんでしたが、

パプリックスペースの1階とプライベート空間の

2階だけでも、その造りや拘り、インテリアの荘厳さ

に溜息しか出ません。



1階は、主玄関から、大客間・小客間、大食堂・小食堂、サロン、

階段広場、大小の応接室が5室、事務室、小使室、宿直室

そして階段広場と事務室の間には大きな中庭があります。



解放されているのはその中の一部ですが、画像が一つの

記事では貼り付けられなかったので2つに別けることに

致します。



それではまずは1階・・・










玄関入って右手に見えるサロン・・・現在は休憩室

カフェとなっています。








第一応接間かな?玄関すぐ右の表に面した

一番大きな応接室です。







サロン奥の小客間です。









小客間と連なる大客間です。





感心したのが、全ての照明(シャンデリア)に合わせて

独特の天井レリーフのシーリングメダリオンが配置されてます・






第一応接室、サロン、小客間、大客間からは広大な

庭の景観が見え、どの部屋かも外に出られます。






小食堂・・・現在は資料室となっています。









この壮大な前田家本邸を建てた利為侯と令夫人、継嗣の利建氏


帰国とありますが、この洋館上棟後ほどなく駐英大使附武官として

渡英されてしまったので、住まわれたのは3年後の昭和5年。


昭和17年にはボルネオ方面軍最高司令官として戦死なさったの

ですから、12年しかお住まいになられなかったのですよね。







実はこのご夫妻の長女である酒井(旧前田)美意子さんのご著書の

「ある華族の昭和史」を読んだことがあり、猶更感慨深かったです。





概要図ですが、洋館だけでなく海外の貴賓の迎賓館の役割として

建てられた和館は庭園も建物も素晴らしいらしいのですが、現在は

修復工事中です。










ご訪問いただきありがとうございました<m(__)m>



     

     
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