☆*:.。. 流産後のベビ待ち先生 .。.:*☆

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2013年8月5日、稽留流産の手術を受け赤ちゃんとお別れしました。
9週目で約2cmの小さな命、ぴこちゃんと呼んでいました。

普段は幼稚園教諭をしている結婚7年目のベビ待ち先生です。

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おひさしぶりです。
今日は自分の気持ちにけじめをつけるための内容です。



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今周期まとめ

クローバー9/19~24(D1~6) 生理中

クローバー9/30(D12) 排卵検査薬陽性

クローバー10/2~10/4(D14~16) 不正出血
おそらくこの期間は無排卵です。
検査薬の反応は出ましたが基礎体温が上がらない(むしろ低温期より低い)状態が続き、黄体機能不全も疑いました。

クローバー10/16(D28) 排卵したような感覚(おりものが急に増えた)
翌日から基礎体温が上がったので恐らく排卵したんだと思います。
遅延排卵と言うらしく、本来の排卵日付近に不正出血があるのも遅延排卵の特徴だそうです。

クローバー10/27(D39、排卵から12日目) 生理開始

という流れになりました。

こんなに生理周期が狂ったのは初めてでした。







結婚して7年、長い闘いでした。

子どもが欲しいと思ってからは約4年でしょうか。

なかなか授からず、子宮奇形が発覚し、検査では何も問題無いのに思うように妊娠に至らなくて。

諦めかけた矢先の自然妊娠も、9週で稽留流産。

あの時の悲しみと、未来を全て失ったかのような喪失感は一生忘れられません。

だけど今は、妊娠が分かってからの一ヶ月足らずの日々が本当に幸せな時間だったと思っています。

ほんの少しでもお腹に命を感じられたことは、私の人生にとってかけがえのない宝物です。

ぴこちゃん、ありがとう。

あなたのことは、死ぬまで忘れない。

いつか私が天国に行く日が来たら、そこから子育てをスタートさせよう。

いつか必ずそっちに行くから、もうしばらく待っててね。


流産を職場のストレスのせいにしたい日もありましたが、自分に生きる力を与えてくれる子どもたちとの日々を捨てられず仕事を続ける中、同僚の妊娠出産を目の当たりにして辛かった。

クリニックではステップアップを勧められ、そうまでして子どもが欲しいかと旦那と話し合いを重ねる日々が辛かった。

辿り着いた結論は、私が生み出すことができるのは子どもだけではないはずという考え。

尊敬する松浦弥太郎さんの本にこんな言葉がありました。

「運命と思う必要もないし、簡単に忘れる必要もないと思うのです。」

「子ども以外にも、自分にしか生み出せないことは、人生の中で一つや二つはあるはずです。子どもとは関係なく、自分だけの足跡は残せるはずです。」


女としての機能は十分果たせなくても、私は人として世の中の役に立つ仕事をして生きていこうと思いました。

そんな時に転職の話が舞い込み、とんとん拍子で内定が決まりました。

環境を変えて新たな気持ちでこの素晴らしい仕事に取り組み、未来を担う命を育てていくという決意。

生理が来てようやく、自分の気持ちにけじめをつけることができました。

この遅延排卵も妊娠出産を諦めるなという身体からのサインだったのかもしれませんが…。

でも諦めたというよりは、心から「自然に任せよう」と思えているのかもしれません。


まだできてもいないのに、子どもがいたらできないからと諦めていたことのなんと多かったことか。

ベビ待ち、妊活という意識に縛られてどれだけ自分の人生を制限していたか。

諦めるなんて絶対できないと、そう思っていました。

だけど諦めた先には、信じられないほど希望と期待に満ちた自分の人生が待っていてくれました。


あの時、ぴこちゃんが無事に産まれて育っていたら、今ごろは8ヶ月の赤ちゃん。

そんな人生も幸せだっただろうと思います。

でも今日の私も幸せなんです。

今が大切です。

今がいちばん幸せです。

過去でなく未来でもなく、今が幸せです。


お待たせ、いまの私。

ずっと未来ばかり追いかけていて、置いてけぼりにしてごめんね。


そんな気持ちです。




こんな人生の選択もあります。

子どもを諦めること。
夫婦二人の人生を選択すること。

決して簡単な選択ではありませんでした。

だけど二人で悩んで悩んで、泣いて怒鳴って苦しんで、結果、今を穏やかに過ごすことができています。

努力でどうにもならないことがあること。

それを「あきらかに認める」ことができた時、「諦める」という気持ちが生まれました。



まだまだこれから長い人生、また同じように悩むことがあるのでしょうが、その時はまたここに逃げてきたいと思います。

ここで出会った皆さんも、私の人生の宝物です。

いいねボタンで応援してくれた方、コメントを残してくれた方、わざわざメッセージを送ってくれた方、ブログを読んでくれた方…

辛い日々を支えて下さって、ありがとうございました。

新たな出発を見守っていて下さい。

そしてどこかでまた出会えたら嬉しいです。

本当にありがとうございました。