ニュース等でよく
「糖尿病や高血圧の患者はコロナ感染すると重症化しやすい」
と言われています。
これはなぜでしょうか?
前回のコラムで
「体内でウイルスがたくさんできると重症になるだろう」
という話をしました。
つまり、糖尿病/高血圧の患者の体内にウイルスが入ると
ウイルスは健常者と比べて増えやすい環境なのだと言えます。
どうしてでしょうか?
糖尿病は体の血管(体内の血流)に影響を及ぼす病です。
なので重度の糖尿病になると、末梢血管にきちんと血液が行き渡らないため
足の指が壊疽してしまったり
目に障害が出てしまったり
腎機能に障害が出たりします。
高血圧も同様で、高血圧の原因として動脈硬化症のケースの場合も
体に十分に血液が回ることができなくなってしまう状況が生じています。
血液中には白血球という、体内にウイルスが入ってきたときに退治してくれる成分がいますが
糖尿病や高血圧で体に十分に血液循環できない状態の場合は
白血球も十分に体内にいき渡れないので、ウイルス退治ができません。
そのため、ウイルスは体内で増えやすい環境となり、バンバン増えていくので
重症化してしまうと考えられます。
癌患者で抗がん剤治療などをしている方も同様(もしくはもと大変??)で
感染すると一大時です。
このコロナ禍の中、持病を持っている人は命の危機が迫っていて怖いですね。
周囲が気が緩んでいても、私たちはしっかり感染対策していくと同時に
よく笑い
よく運動し
自分の体内の免疫が元気でありますようにと応援して
体内でウイルスが増えない環境を構築するように頑張りましょう♪