学年最初の日って、誰でも緊張する。はず?
9月のちょっぴり寒い風が私の頬を冷たくする。
この国で生まれ育ったからもうなれたけど、アメリカでは9月に学年が始まって6月に終わる。
日本って4月に始まって3月に終わるよね~確か。その分夏休みの宿題がある。嫌だね~それ。
ある意味ここに住んでいて幸せ?
まあこんなのも、’この人生では’ だけど。
私は霜崎凛。前世、覚えてます。
って言われてもえ??ってなりますよね~。まず前世なんか存在すんのか!?的な。
5個前まで覚えてるの。今覚えてる中でも、1個前の人生はずいぶんとこう、思い出したくないような悲惨な終わり方だったなあ。。。。。
しばらく待っているとスクールバスがきた。相変わらず変わらないバスの人たを見ながら、夏休み前までのまた同じ日々が始まるんだな~と思う。
一人で空いている席に座る。ちょうどいい、今日は荷物がたくさんあるんだ。
アメリカの学校ではいわゆる移動教室みたいな感じで、個人ロッカーにみんなノートブックやらフォルダーなどを入れる。まず朝初めにランチルームにみんな集まって、一時間目のベルが鳴る10分前にロッカーにいき、一時間目から3時間目の物をとってホームルームにむかう。
三時間目が終わると、移動時間が3分から5分にその間だけのびる。その時に、ランチまでの授業の物をとる。ランチの後、9時間目までの物をとる。
あ、ちなみに授業は40分くらい。
そのロッカーに入れるものを今日は持ってきている。初日だから。
ま、どうせ隣に座る人はいないだろう。アメリカ人に対してはほとんどの場合社交的ではないから。
静かなタイプ?
バスが学校について、バスから降りる。
私はエドワードソン中学校の入り口でため息を一つ。
今年はどんな年になるのだろう。。
「凛ちゃ~~ん!久しぶり~~!!」
「あっ!鈴鹿ちゃん!夏以来だね~~!ってメガネどうしたの??」
「コンタクトにしたんだ~変?」
「ううんぜんっぜん!似合ってる~~」
少し背が低くて、ちょっとパーマっぽい髪で今時の女子!って感じがするのこの子は田村鈴鹿。
この学校区にいるたくさんの日本人の中の一人。
ってご覧の通り、日本人に対しては元気な感じで、アメリカ人に対する感じとは真逆である。
「おっ、由佳里ちゃんと優菜ちゃんもきたっぽいよ~」
ランチルームの入り口の方を見ると、細めのメガネをかけたおとなしそうな子と、少しぽちゃりとしたかなりくるくるした髪の子がこちらへ向かってきていた。
「あ、久しぶり~夏も全然会ってなかったな~」
「そうだね~元気だった?」
この子は岸本由佳里。頭が良く、静かな優しい子である。
「うん。元気元気~~。優菜ちゃんは?」
「元気でした~」
この子は水本優菜。同じくメガネをかけていて、ヒーローものが好きな面白い子。
「ね~ね~凛漫画~」
「はいはいわかってるよ~博美。はい。」
目にくまができてる、メディアムロングの黒髪で漫画が大好きな子は新垣博美。
筋金入りの漫画オタクだが、とっても頭がいい。
だってさ~毎日の漫画を読んでる時間の平均が五時間だよ??なのにテストクイズすべて常に95以上。要領がいいんだな~。そうだとしか言えない。。。
博美はこの人生での大親友でもある。
勉強を教えてくれる。趣味が一緒だから話もあう。
いい友達だ~~本当に。
もうそろそろ教室に向かうっぽかったから、荷物をまとめていると、手が滑ってリュックにはいってたごちゃごちゃした物が全部床にぶちまけられた。
「なにやってんだよこのアホ!」
「も~う、うっさいな~~。」
馬鹿にしながら私の物を一緒に拾ってくれるこの男子は、ライラー・海。
ハーフだが、3/4は日本人らしい。そしてさらに1/8ドイツ人だとか、まあよくわかんない。
海も博美と同様、親友である。
でも博美と海はアメリカの学校では私より1学年上。
日本だと同じなんだけどな~。
荷物をまとめ終わった。
ランチルームで生徒達を見ていた先生が”教室に迎え”という合図を出した。
学校が始まる前にメールでもらったロッカー情報が書かれている紙を片手に、自分の指定されたロッカーへ向かった。
ロッカーに荷物を入れるのに数分かかった。無事綺麗に整理整頓して入れ終わった。
ロッカー情報と同じ封筒に入っていた今年のクラススケジュールを見た。
「んっとー。。ホームルームは221室で。。次の1時間目のサイエンスの教室はっとー。。221?ホームルームと一緒??」
ってことはホームルームからその場で授業かい!
去年とは大違いだな。。
でもいいや!博美が言ってたけど、私の今年のサイエンスの先生;ハワード先生ってすっごいいい先生だって。だけどその先生、博美がその先生だったとき工事現場の鉄骨が落ちてきて、入院中らしいんだけど~。。
サイエンスのクラスルーム、つまり221室はドアが二つ並んでいるタイプのやつで、入り口が広い。(説明しにくいな~。。)
入ると、テーブルの種類がちょっと違った。
濃い茶色で、台形の形をしていた。
特に席の指定はなかったように見えたから、好きな席に座った。
数分後、先生から今年なにを習うかとか、どういう事を求めるかなどの説明を受けていた。一つ予想していなかった事と言えば、先生がハワードじゃなかったこと。
ウィリアムソン先生。ずっと高校の理系を教えていたらしい。女子先生。ちょっと話すのが早くて(本人は『高校生になれてしまっているから』だとか)、金髪と白が混じったような髪色で、おばさん臭いメガネをかけている。
う~ん。。。この先生本当に大丈夫か?
私はこの先生で大丈夫なのか?
成績あがんの?自信ねーよ!!
と勝手にツッコミを入れる。
プーーーー。
『それではみんな~!また明日ね!』
ニコニコしながら先生は私たち生徒を見送った。
あ、うちの学校は、あのきーんコーンかーんコーンみたいなやつじゃなくて、プーーーってベルがなるの。
「次の授業は。。社会か~。。社会の教室は。。S110?ああ、シェアードウィングの事か。」
はいここで一回説明~~。
シェアードって言うのは~まあいわゆる別校舎?この中学校では、中高一貫のくせに教室の数少ないから、中学生と高校生両方が使う、こう、エクステンション見たいな。。
Sがつく教室番号はこのシェアードウィングにあるっていう意味。
次のスケジュールを眺めながら教室に入った。
また適当な席に座って、普通に授業が始まるまで待っているつもりが、ヤバいぐらいの眠気が私をあおっていた。
げっ。。なんで今なんだよ~~!なんで急に~~??ああ昨日調子こいて3時までアニメミルンじゃなかった~~~!ああ眠い。。。。
『みんなこんにちは。今年の君たちの社会を担当するワァルシュ先生だ。』
ん~~。。。男の先生か~~。。なんか優しそうな感じだな~~。。あ~んでも眠気がぁ。。むにゃむにゃぁ。。
『んっと。(昨日あんまり寝てないやつがいるな~。。)』
コツ コツ コツ
革靴の足跡が私に近づく。
ふぐっ。
腕の中ですやすや頭を下げて寝ていた私。
いきなり誰かの手が頭を軽くなでるような感じで押さえる。
『こ~ら。初日から俺の授業で昼寝か?』
からかった感じでどうやらワァルシュ先生らしい声が言った。
クラスメイトがくすくす笑っている。
はっ!!
一気に目が覚めた私は、腕の中で顔が真っ赤になるのを感じた。
『ご、ごめんなさい!これからはもうしません!』
慌てて顔をあげて謝った。
彼の顔を見る。
その瞬間、前の前世の記憶が、ものすごい勢いで流れ込んできた。
この人。。。私の前世に関わる人。。。
強い関わりを持った人。。。
この人はーーー
エリック。。。。。
私は先生の事を、ぽかんとした表情で見つめるしかなかった。。
9月のちょっぴり寒い風が私の頬を冷たくする。
この国で生まれ育ったからもうなれたけど、アメリカでは9月に学年が始まって6月に終わる。
日本って4月に始まって3月に終わるよね~確か。その分夏休みの宿題がある。嫌だね~それ。
ある意味ここに住んでいて幸せ?
まあこんなのも、’この人生では’ だけど。
私は霜崎凛。前世、覚えてます。
って言われてもえ??ってなりますよね~。まず前世なんか存在すんのか!?的な。
5個前まで覚えてるの。今覚えてる中でも、1個前の人生はずいぶんとこう、思い出したくないような悲惨な終わり方だったなあ。。。。。
しばらく待っているとスクールバスがきた。相変わらず変わらないバスの人たを見ながら、夏休み前までのまた同じ日々が始まるんだな~と思う。
一人で空いている席に座る。ちょうどいい、今日は荷物がたくさんあるんだ。
アメリカの学校ではいわゆる移動教室みたいな感じで、個人ロッカーにみんなノートブックやらフォルダーなどを入れる。まず朝初めにランチルームにみんな集まって、一時間目のベルが鳴る10分前にロッカーにいき、一時間目から3時間目の物をとってホームルームにむかう。
三時間目が終わると、移動時間が3分から5分にその間だけのびる。その時に、ランチまでの授業の物をとる。ランチの後、9時間目までの物をとる。
あ、ちなみに授業は40分くらい。
そのロッカーに入れるものを今日は持ってきている。初日だから。
ま、どうせ隣に座る人はいないだろう。アメリカ人に対してはほとんどの場合社交的ではないから。
静かなタイプ?
バスが学校について、バスから降りる。
私はエドワードソン中学校の入り口でため息を一つ。
今年はどんな年になるのだろう。。
「凛ちゃ~~ん!久しぶり~~!!」
「あっ!鈴鹿ちゃん!夏以来だね~~!ってメガネどうしたの??」
「コンタクトにしたんだ~変?」
「ううんぜんっぜん!似合ってる~~」
少し背が低くて、ちょっとパーマっぽい髪で今時の女子!って感じがするのこの子は田村鈴鹿。
この学校区にいるたくさんの日本人の中の一人。
ってご覧の通り、日本人に対しては元気な感じで、アメリカ人に対する感じとは真逆である。
「おっ、由佳里ちゃんと優菜ちゃんもきたっぽいよ~」
ランチルームの入り口の方を見ると、細めのメガネをかけたおとなしそうな子と、少しぽちゃりとしたかなりくるくるした髪の子がこちらへ向かってきていた。
「あ、久しぶり~夏も全然会ってなかったな~」
「そうだね~元気だった?」
この子は岸本由佳里。頭が良く、静かな優しい子である。
「うん。元気元気~~。優菜ちゃんは?」
「元気でした~」
この子は水本優菜。同じくメガネをかけていて、ヒーローものが好きな面白い子。
「ね~ね~凛漫画~」
「はいはいわかってるよ~博美。はい。」
目にくまができてる、メディアムロングの黒髪で漫画が大好きな子は新垣博美。
筋金入りの漫画オタクだが、とっても頭がいい。
だってさ~毎日の漫画を読んでる時間の平均が五時間だよ??なのにテストクイズすべて常に95以上。要領がいいんだな~。そうだとしか言えない。。。
博美はこの人生での大親友でもある。
勉強を教えてくれる。趣味が一緒だから話もあう。
いい友達だ~~本当に。
もうそろそろ教室に向かうっぽかったから、荷物をまとめていると、手が滑ってリュックにはいってたごちゃごちゃした物が全部床にぶちまけられた。
「なにやってんだよこのアホ!」
「も~う、うっさいな~~。」
馬鹿にしながら私の物を一緒に拾ってくれるこの男子は、ライラー・海。
ハーフだが、3/4は日本人らしい。そしてさらに1/8ドイツ人だとか、まあよくわかんない。
海も博美と同様、親友である。
でも博美と海はアメリカの学校では私より1学年上。
日本だと同じなんだけどな~。
荷物をまとめ終わった。
ランチルームで生徒達を見ていた先生が”教室に迎え”という合図を出した。
学校が始まる前にメールでもらったロッカー情報が書かれている紙を片手に、自分の指定されたロッカーへ向かった。
ロッカーに荷物を入れるのに数分かかった。無事綺麗に整理整頓して入れ終わった。
ロッカー情報と同じ封筒に入っていた今年のクラススケジュールを見た。
「んっとー。。ホームルームは221室で。。次の1時間目のサイエンスの教室はっとー。。221?ホームルームと一緒??」
ってことはホームルームからその場で授業かい!
去年とは大違いだな。。
でもいいや!博美が言ってたけど、私の今年のサイエンスの先生;ハワード先生ってすっごいいい先生だって。だけどその先生、博美がその先生だったとき工事現場の鉄骨が落ちてきて、入院中らしいんだけど~。。
サイエンスのクラスルーム、つまり221室はドアが二つ並んでいるタイプのやつで、入り口が広い。(説明しにくいな~。。)
入ると、テーブルの種類がちょっと違った。
濃い茶色で、台形の形をしていた。
特に席の指定はなかったように見えたから、好きな席に座った。
数分後、先生から今年なにを習うかとか、どういう事を求めるかなどの説明を受けていた。一つ予想していなかった事と言えば、先生がハワードじゃなかったこと。
ウィリアムソン先生。ずっと高校の理系を教えていたらしい。女子先生。ちょっと話すのが早くて(本人は『高校生になれてしまっているから』だとか)、金髪と白が混じったような髪色で、おばさん臭いメガネをかけている。
う~ん。。。この先生本当に大丈夫か?
私はこの先生で大丈夫なのか?
成績あがんの?自信ねーよ!!
と勝手にツッコミを入れる。
プーーーー。
『それではみんな~!また明日ね!』
ニコニコしながら先生は私たち生徒を見送った。
あ、うちの学校は、あのきーんコーンかーんコーンみたいなやつじゃなくて、プーーーってベルがなるの。
「次の授業は。。社会か~。。社会の教室は。。S110?ああ、シェアードウィングの事か。」
はいここで一回説明~~。
シェアードって言うのは~まあいわゆる別校舎?この中学校では、中高一貫のくせに教室の数少ないから、中学生と高校生両方が使う、こう、エクステンション見たいな。。
Sがつく教室番号はこのシェアードウィングにあるっていう意味。
次のスケジュールを眺めながら教室に入った。
また適当な席に座って、普通に授業が始まるまで待っているつもりが、ヤバいぐらいの眠気が私をあおっていた。
げっ。。なんで今なんだよ~~!なんで急に~~??ああ昨日調子こいて3時までアニメミルンじゃなかった~~~!ああ眠い。。。。
『みんなこんにちは。今年の君たちの社会を担当するワァルシュ先生だ。』
ん~~。。。男の先生か~~。。なんか優しそうな感じだな~~。。あ~んでも眠気がぁ。。むにゃむにゃぁ。。
『んっと。(昨日あんまり寝てないやつがいるな~。。)』
コツ コツ コツ
革靴の足跡が私に近づく。
ふぐっ。
腕の中ですやすや頭を下げて寝ていた私。
いきなり誰かの手が頭を軽くなでるような感じで押さえる。
『こ~ら。初日から俺の授業で昼寝か?』
からかった感じでどうやらワァルシュ先生らしい声が言った。
クラスメイトがくすくす笑っている。
はっ!!
一気に目が覚めた私は、腕の中で顔が真っ赤になるのを感じた。
『ご、ごめんなさい!これからはもうしません!』
慌てて顔をあげて謝った。
彼の顔を見る。
その瞬間、前の前世の記憶が、ものすごい勢いで流れ込んできた。
この人。。。私の前世に関わる人。。。
強い関わりを持った人。。。
この人はーーー
エリック。。。。。
私は先生の事を、ぽかんとした表情で見つめるしかなかった。。