ずいぶんと久しぶりのブログ。
小学生3人のいる夏休みは、本当に忙しく、実家への行き来もありパソコンを開く余裕がありませんでした。
7月、本格的緩和治療が始まり、緩和の先生の処方してくれたモルヒネがうまく作用したのか、夏休みに入ったころからなんだか少し元気になったお父さん。
笑顔もみられ、冗談なんかも言えたりしていました。
介護保険で、立派な電動式のベッドを借りられたり、車椅子を借りられたりしたのでずいぶんと快適(?)な夏休みのスタートを切りました。
ちょっと箱根まで(車で30分くらい)おいしい中華料理を食べに行ったり、8月中旬には、孫5人と一緒に山梨まで(車で1時間くらい)行ったりと、6月、7月のお父さんでは考えられないくらい動けました。
さすがに、車椅子の移動でもかなりしんどそうでしたが、6年生のうちの長男に車椅子を押されてとても楽しそうでした。
子供たちのために、夏の思い出作りのため、がんばってくれたおとうさん。なんと、8月27日には、再び芦ノ湖まで孫たちと行き、海賊船に一緒に乗ってくれたのです。
子供たちのはしゃぐ様子をみて満足そうなお父さんでしたが、かなりしんどそうでした。それでも、家でベッドに寝ていればそれほどしんどくないようで、28日に病院にいったときも、先生に「なんだか死なないようなきがしてきたよ」なんていって、先生を苦笑いさせたほどでした。
昨年7月末に、大きな手術を受けてからこれまでで、この一ヶ月が一番元気だったかもしれません。
昨日、おとといと、息子の野球の県大会でお父さんに会いに行くことができず、気がかりでしたが、今朝子供たちが学校へ行ってすぐ実家に行くと、3日前のお父さんとは別人のように元気がなくなってるお父さんがいました。
かなり呼吸が苦しそうで、短時間座っていることもできず、顔をゆがめて横になっている状態。6日まえには、車椅子で海賊船にのっていたおとうさんがです。こんなにも急に症状が悪化するものなのかと、ショックをうけました。
話すのも大変そうなのに、「もう、誕生日まではもたないよ」と力なく話すお父さん。65歳の誕生日は10月半ば。
私はもう、ただただお父さんの手や腕のマッサージをすることしかできません。日、一日刻々と症状が変わっていくのか。不安だけがつのります。とにかく明日の朝、またお父さんのところに行こう。