私が思う「シェアハウスの絶対条件」とは…


シェアハウスブームにより、シェアハウスの定義やメリットが説明された記事を

読む機会が増えましたが、その中で比較的上位に来るのが「ミニ家族」です。


今回は、このミニ家族について私見を書かせていただきます。


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「ミニ家族」「家族ごっこ」「偽装家族」など様々な表現をされますが、
この「家族」という表現に違和感を感じます。


血縁関係が無い以上、同居人であって、家族では有りません。

当然の事のようにみえて、実はコノ「家族」では無いという理解と

行動がシェアハウス生活を快適に過ごす一番の条件だと思っています。

逆に言うと、シェアハウス内でのトラブルで最も多いのが「家族」という

甘えだと感じます。


遠くの親戚より近くの知人と言いますし、ひとつ屋根の下で住むわけですから「家族のような気持ちで」というのは大切ですが、「自立」と「自律」の為にも、同居人に依存しないことが必要だと思います。

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余談ですが…
本業の事を伝えようとすると、想いが強いあまり、より伝わる方法は?や

誤解を与えない表現は?など、メディア力の無い私でさえ、言葉を選んで

しまう事に改めて気付かされます。
と、ブログが短文だった言い訳をしてみました(笑)

予告どおり「暗闇レストラン」で食事をした友人からステキな話をシェアさせて

いただきます∞


※「暗闇レストラン」の説明については、

  前回のブログも合わせて見ていただけると幸いです♪
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真っ暗闇の中で食事をすると、肉か魚か、赤ワインか白ワインか、普段なら間違えない基本の判別すら出来なくなるそうです。

何故なら、人間の五感の割合は 視覚 87% 聴覚 7% 触覚 3% 嗅覚 2% 味覚 1% と、視覚がダントツの1位だからです。

頼っていた視覚が奪われる事で、入口から僅か5mほど先の席に移動するだけでも、体感では倍の10m歩いたと感じたり、料理やドリンクが溢れないか? 自分が食べ終わっているかを確認できない等の様々なストレスがあるそうです。


「暗闇レストラン」と聞くと、これらのストレスを楽しむという印象が強くありますが、体験した友人曰く、「五感が研ぎ澄まされた」「残存機能って凄い」「壁を作っていたのは自分だった」「寄り添うって大切」という感想の方が多いそうです。

この食材は何だろう?とその1つひとつに対し匂いを嗅ぎ、触り、シッカリ噛み締めて味わい、残存機能をフル活用して食材を予想する事で、素材の美味しさを実感できたり、アレルギーのある食材や、苦手な食材を事前申告できるそうですが、食べたら実はおいしかったという前例が多いそうです。


また、真っ暗闇の中では、マナー違反への抵抗感も減り、食事が進むにつれ適度に「手掴み」を併用して食事をする方が増えてくるそうです。


さらに、視覚が遮られた事で相手の意見や声色が及ぼす影響力が格段に跳ね上がること、「聞く」ではなく「聴く」が大切だという事を実感したそうです。そして、調味料の譲り合いなど、ちょっとした配慮で、暗闇のストレスが減る事も実感できたと喜んでいました。


未知の世界を体験することで、一皮剥けた「自分」を見つけられ、

世界が広がる機会になったとの事です。


暗闇には、視覚が受けるインパクトや偏見、理性などの殻を取り払い、

人間力がアップするきっかけになるようです。


企業のチームワークを高める為「目隠しワークショップ」がある事も

納得できますね。

みなさん「暗闇レストラン」をご存知ですか?
「暗闇レストラン」の発祥をご存知ですか?


暗闇レストランとは、

自分の目の前で手をヒラヒラさせても全く見えないくらい、100%完璧な暗闇の中で食事をするレストラン。

という事をご存知の方は多いと思いますが…


その発祥、ルーツがあまり知られていないようですので紹介します。


その発祥はスイスのチューリッヒ、視覚障害者でもある1人の牧師が、視覚障害者の雇用の拡大や理解を目指し、1999年に非営利運営のレストラン、「blindekuh」を開店したのがその始まりです。


ちなみに日本第一号店を開店した企業の目的は、「大人が無意識に

従っているルールや恥を取っ払うための心持ち」=「子供ごころ」を
引き出すきっかけ作りの一環として、年に数日開店。


暗闇が日常である目の不自由な方たちが、

ゲスト2人に一人、案内役として付き、闇に不慣れなゲストが安心して

食事を楽しめるよう、常に客席のそばに待機していてくれる上、料理が

お皿のどの辺りに何が乗っているのかも丁寧に説明してくれたり、

化粧室を利用する際も案内してくれたりと、手厚くフォローしてくれます。


かつては、マッサージ師や手工芸品製作など、ごく限られた職種にしか

活躍のチャンスがなかった人々も、「陽光の下では、みなさんにいつも

助けてもらっている。暗闇では、私たちがみなさんを助ける番!」と、

意欲に満ちて仕事に就いているそうです。


障害者の「特徴」と「特長」を活かした職場の提供、ステキです♪
その行動が、障害による特徴なのか?個性なのか?地域性なのか?

健常者も障害者も相手を知るきっかけになりますよね♪

次回は、この「暗闇レストラン」で食事をしてきた友人の

ステキな話をシェアさせていただきます。