私は生技エンジニアとして

『制御、IT』を得意分野としています。


前回の続きです。

メリット、デメリットについて。


●メリット

 ①課内の競争相手が少数、評価上がりやすい

 ②『設備完成のイメージ』を伝えやすくなり

   設備メーカーと良好な関係を築ける


①は予想できるので説明割愛。


②について、それは何故なのか。

『設備導入時の後戻り工数が少なくなる』から。


設備調整中は追加仕様が必ず発生します。


例えば、不良流出防止の仕様を

制御面で見直す必要がある場合などです。


どのように検出するのか(画像検査使うなど)


NG判定した場合に非常停止かサイクル停止か

または、設備内製品払い出し停止か


NG再投入品する場合

データベース上の履歴はどうする、、、etc


このように、考えることがたくさんありますが

丸投げしている会社が多いのではと思います。


丸投げしたが、完成がイメージと違ったから

やり直しを繰り返す。


いい加減にしろ!と思われてしまいます。


ギスギスして仕事するのイヤですよね、、、


『完成のイメージ』を伝えるのが

もっとも難しいのが『制御、IT』の分野。


形が無い、見えない物だから説明し辛い。


(フローチャート、システム構成図などを

描ければ解決です。別の機会で話します。)


あと、単純に苦手な人が多い。


制御機器やITの急速な技術進化に

社内教育が追いついていないことも

苦手な人を増やしている原因かと思います。


大企業になるほどそれは顕著でしょう。


●デメリット

 『制御屋さん』というレッテル貼られるため

 頭が固い人と思われがち。

 最悪、チーム内でハブられます。


皆んな苦手な分野なので

当然ながら少しでも説明を端折ると


『何言ってんだコイツ、、、』と思われます。


天狗にならないように気をつけて

相手の目線で会話しましょう。


ちなみに私はハブられたことは無いですが

無意識にマウントを取って

相手の気分を害したことが何度もあります。


逆の立場になって考えると

反省しかありません、、、


豊富な実績やスキルがあれば

尊敬の目で見られるでしょうが


経験浅い新人であれば、間違いなく

『調子乗ってる勘違いなヤツ』と思われますね。


能ある鷹は爪を隠すです。


必要とされるタイミングを注視しながら

こっそりと爪を研ぎ続けましょう。