金曜日の朝ドラ「ばけばけ」。
これはもう、吉沢亮にくぎ付けだった。
このドラマ、面白くないっていう人も多いのだけど、私は、とても好き。
淡々と日常を描く中に、人々の葛藤が見て取れるのは面白い。
事件などなくても、紆余曲折なくても、人々の心の移ろいや心情が見て取れることほど面白いことはない。
錦織さんを演じた吉沢亮には舌を巻いたね。
この人、役者おばけじゃないだろうか(笑)
最後の数十秒の沈黙の表情。
目に宿された想い。
微妙に揺れ動くのだ。
だけど、確たるものがある。
自分の運命を悟ったであろう、そのとき。
そのあとの「あさいち」出演の吉沢亮さん。
やはり、役者おばけだったと確信したよ(笑)
映画「ほどなく、お別れです」
原作:長月天音
監督:三木孝浩
脚本:本田孝朗
出演:浜辺美波 目黒蓮 森田望智 古川琴音 北村拓海ほか
葬祭に関する映画は多々あって、たぶん、同じような内容なのだろうと思っていた。
ま、根本的には同じなんだけどね。
ちょっと切り口が違っていて面白かったです。
終活中の美空(浜辺)は、なかなか内定がもらえず苦戦していた。
たまたま訪れた葬祭場で、彼女は、特殊な能力をみせることになる。
美空は、小さいころから亡くなった人が見えるのだ。
そこで、突然に妻と子を亡くして無気力になっている柳沢(北村)の妻である故人が美空に気が付く。
美空の能力に気付いた葬祭プランナーの漆原(目黒)は、彼女をスカウトして厳しい指導で導いていく。
特殊な彼女の能力を漆原は否定しないどころか、その力を使うべきだと。
いくつかの家族のお別れに立ち合い、送る方も送られる方も、その時間を悔いのないものにして送り出す。
漆原の「ほどなく、お別れです」の言葉には、凛とした決別に癒しと優しさがこもる。
ほどなくという言葉には「区切り」とか「ちょっとの間」という意味もある。
いつかまた会えるまで。。。
実は、漆原にも美空にも愛する人との別れがあったのだった。
いくつかの家族の最後に美空家族のエピソード。
これは、けっこう来ました(笑)
考えさせられもしました。
相手を思って言えなかった言葉が、実はずっと苦しめていたなんて。
儀式は大事なんだよね。
昨今、葬儀をしないで、いきなりって事例も増えてきたらしい。
私は、簡単でも葬儀はしたほうがいいと思っている。
亡くなった方は、49日間、この世に留まると言う。
自分の身体が、どういう扱いを受けるのか知っていると思うのだ。
私の考えだけどね。
雑に扱われたら悲しくないだろうか。
そして、送る方も、別れの時間を持った方がいい。
心に残るものがあるならなおさら。
昔、就職先を考えているとき、葬祭会社っていうのに興味がそそられたことがある。
結局は試験を受けなかったけど。。。
私は、霊感があるかないかと聞かれたら無いと思うけど、感じることがある。
見えないけど感じる、なにか。
だから、やめようと思ったのだった。
浅はかだったかなと、今は思う。
エンドクレジットと共に流れてきた「Amazing Grace」
歌うのは手島葵さん。
ちょっと息遣いが気になる歌声でした。
妹の告別式の時、会場に流す歌を何にするか義弟は悩みました。
いくつかの妹の好きだった歌から「Amazing Grace」を選びました。
大好きだった本田美奈子さんの歌で。
一年くらい前に、本田美奈子さんは亡くなっていました。
讃美歌ですので、菩提寺の住職さんにお伺いを立てたところ快諾してくださいました。
だからね。
葬儀が始まるまでの会場には、この歌が流れ、余計に涙を誘ってしまったかもです。
でも、きっと妹は喜んだと思っています。



