皆様お久しぶりです~。
どうもどうも~。
前回投稿してからなんと、一年も経っております笑
その間ぴーはですね、受験勉強して、大学に合格いたしまして、現在夏休みでございます!
皆様はどうお過ごしでしたでしょうか?
まぁ、私が投稿していない間にあかねんが卒業してしまい、ゆっかねんをちゃんと見る機会はがくんと減った(というか無い)のですが、私はゆっかねんが好きなんですよぉぉぉぉ。
まぁということで久しぶりの一本です。
めっちゃ短いけど、それでも良ければ。
あ、途中の苗字は適当です(読めばわかる)。
それではどうぞ~。
~~~~
「やっぱりさぁ、好きになるとその人のこと目で追っちゃうよね〜!」
「あ〜、わかるわー。なんか自然と視線が向いちゃう的な?」
「そうそう!まぁ今好きな人は居ないんですけど笑」
「居ないんかい笑」
夏のとある日の昼休み。
私はいつものように教室の自分の席で読書をしていた。
そんな時に飛び込んできた、こんな会話。
いわゆるクラスの一軍女子の守屋さんと小林さん、そしてその他諸々の女子が恋バナ?をしている。
教室の中の男子はほぼ全員この話に興味津々。
そりゃそうだ。学校屈指の美女同士が恋バナをしてるんだから。
まぁ私もそんな男子に紛れて興味津々な人のうちの1人なのだが。
理由は、このグループの中の1人、守屋茜が好きだから。
恋愛的な意味で。
もちろんそんな彼女にしたいと思っている訳では無い。
私と守屋さんなんて天と地ぐらいのスクールカーストの差があるのだから。
運良く同じクラスには本当に良かったが、守屋さんの方は私の名前も知らないだろう。
「そういうあかねんはいないの?」
「え〜、私?まぁいるっちゃいるけど…」
「えぇ!?!?だれ!?」
「こんなとこで言わないよ〜笑」
「けちー」
「ははは、まぁ、いずれ落としてやるんだから」
「知らんけど、あかねんの顔面なら余裕でしょ」
え、今好きな人いるって言った?
言ったよね、うん、完全に言ったよね。
…はい、私の初恋終わりました。
相手は誰かな、クラスのイケメンの田中君とか?それとも隣のクラスの山田君?
私じゃないことだけは確かだから。
一ミリも期待してなかったから、別に傷ついてるわけじゃないし。
そうなんだ、としか思ってないし。
あ、でも、なんだか心が痛いな、何でだろう。
そんな一大事が起こった日も、時間は何もなかったかのように進んでいく。
この発言を聞いたお昼休みの残りは読書に集中できるはずなんかなくて、1ページも進まないし、一文字も頭に入ってこなかった。
そして無情にも4時間目の授業開始を知らせるチャイムが鳴り響く。
私の席は守屋さんの席のちょうど後ろで。
3時間目までは授業中でもたまに守屋さんの背中をチラ見することもあった。
というかまぁ視界に映ってくるのだけれど。
そのたびにやっぱり好きだなぁと再確認してしまう。
けれど、さっきの発言を聞いてしまって、私はそんなことができる精神状態ではなかった。
守屋さんを見ると思い出しちゃうし。
でも、結局見てしまうんだ。
好きだから。
チラ見した守屋さんは窓の方を眺めていた。
それに倣って私も外を見てみると、外では隣のクラスの体育の授業が行われていた。
その中には私が守屋さんの好きな人候補に挙げていた山田君の姿もある。
『やっぱりさぁ、好きになるとその人のこと目で追っちゃうよね〜!』
『あ〜、わかるわー。なんか自然と視線が向いちゃう的な?』
そっかぁ、守屋さん、山田君のこと好きなのかなぁ。
私予想的中じゃん。
そっかぁ…。
そうやって守屋さんの顔に視線を移す。
すると、少し違和感を抱く。
ん、なんか外じゃなくて近くを見てる?
窓かな。
そう思って窓に視線をずらすと、
目が、合った。
私たちの夏が、今、始まる。