十年一昔と言いますから、もう二昔前になりますね。
2000年11月3日・・・この日は小椋佳さんと初めて面と向かってお目にかかった日です。
この年、小椋佳さんは、全国ツアーというものを初めてやり、その際にファンと面会する場も設けられました。私が会った日はその初日で首都圏内。三十人くらい集まってましたかね。ひとりひとり握手して、ポラロイドカメラでツーショット写真を撮っていただきました。
でも、私はそういう時には全く機転が利きません!何と言って良いのか全然思いつかないのです。「初めまして、こんにちは。」とは言えたと記憶しています。今から振り返っても、よく言葉が出たなと感心するくらいです。
私がそれきり何も言えないのを察して下さったのでしょう、小椋さんが「握手しましょうか。」と手を差し出して下さったのです。その手の大きさと、1点の光の感触は今でも忘れられません。掌の中に光が感じられるなんて・・・さすが小椋さんです。
小椋さんとは、その後2、3度お目にかかっています。私自身が「お話しするのは仲間たちに任せよう」とか思っていたこともありますが、1度などは私が話せそうかなと思った瞬間にヘルパーさんが私の意図とは関係なくその場を離れてしまったこともあったりして、その後は面と向かって言葉を交わす機会には恵まれていないけれど。出来たら『未熟の晩鐘』のお話を伺えたらな、と今は思います。
ちなみにあの日・・・コンサート前にテレビ中継で誰か綺麗な女性がリポートしてるなぁと思っていたら、それがNHKの森田美由紀アナウンサー。今「チコちゃんに叱られる!」で真面目な声で冗談を言うあの声の方です!だから、ほぼ毎週のように『あの日』の川口リリアホールの前庭を思い出してしまいます。(笑)