怒涛の1日通し観劇からはや一日
(これ書いたの16日です(笑))
さて何から書いたら良いものか‥‥
もうね、あまりに素晴らしい舞台だったので、いまだ興奮冷めやらず(*^^*)
職場で朝からごきげんさんでハナ唄♡
「♫きみ死にたもうなかれ〜」フンフン♫
「姫ーっ!今度は間違わずに仕事してよー!」
と、上司の罵声‥‥(あだ名は姫ですスイマセン)
ちっ、風流の解らぬ奴めっ!
↑ピントの合わない上司と部下の図
あ、
今回もたぶん長くなります(笑)
雑記で自己チューな観劇つぶやきなので適当にスルーしてくださいマセ
2018年1月15日
久々の登城にて
まずは今日のお顔をパチリ☆
お席は21列目
この日はナント「古田新太」さん
目立つメタルな帽子をかぶってて
最初はわからなかったけど、
周囲が騒ぎ出して判明!
数人引き連れて、私の脇の階段降りていき(開演5分前)席にお付きになりました
終演後は、カテコ1回見たあとにゆうゆうとお帰りに
貫禄あってカッコよかった〜!!
ひろき天魔王の黄金色オープニング♡
キャ〜やっぱコレよコレ!!
あのサディスティックな目線がゾクゾクするのよ〜(^○^)
素顔は繊細で優しげな拡樹くんなのに
天魔王だと激変!
(素顔でのこの顔芸見てみたい‥)
表情が見逃せないから、のっけからオペグラおもいきりズーム!!
(観劇用に作った眼鏡の上にオペグラ乗せて‥‥どんだけズームなんだwww)
舞台芸術家たちの技を見逃しては失礼だし、もったいない〜(≧∇≦)
そして下弦の兄貴☆捨之介登場
「いけねーなー!」
劇場内にビブラートの効いたみずみずしい声がスーっと響き渡る
やっぱりイイ声ね〜(*^^*)
清涼感がある♡
ちょっと鼻声か?でもまたこれもイイ
マモ兄の声を聴き、不思議な安堵感。
「髑髏城のマイホーム」に還ってきた感かマックスになる瞬間♡
そして可愛い弟分の広大霧丸!
彼についてはラストで語ります(*^^*)
はい、お待たせしました
ヒロイン蘭兵衛さん登場
行灯の火を消す「フッ!」に萌〜
そこから華麗なる殺陣ご披露へ
見目麗しいお姿
立てばシャクヤク、座れば牡丹、歩く姿は蘭の花の如し‥‥
こんな美辞麗句が似合う男性
廣瀬智紀の他に存在するだろうか‥‥
やはり「蘭丸」は私は智紀くんがハマり役と確信の至り。
なにせあの「殿」の自慢の蘭丸よ!
武家の出の所作の美しさ、
しつけの良さを感じさせる立ち居振る舞いと謙虚な物腰。
ひとたび剣をとれば華麗にして勇敢。
智紀蘭以外にどなたがいるでしょうか
(どこかのオラオラ用心棒とは違うのだ。歴女な私には芝居といえども受入難い事もある!)
(もっと贅沢を言えば、殺陣には
長槍も使って欲しかった (*^^*)
蘭丸の森家は代々長槍の家柄だし、智紀蘭が長槍こなしたら、また絶妙な色気も出ると思うわ(#^^#)⇚妄想中
おっと
話を舞台に戻します
カルピス、ブルーハワイ、パインがベースのソフトドリンクで劇場内のカフェで販売中♡
智蘭兵衛みたい‥
智紀蘭の昨年の舞台のイメージは
儚くびいどろ細工のような‥ でしたが
今は違うようだ( ̄ー ̄)ニヤリ
見た目は華奢な優男のようだが
なかなか芯の太い男気な美丈夫!
声のトーンも力強い
低音の声♡ホントに彼は良い声してる
太夫とのマイムもかなり増えた
太夫は「あねさま」、蘭は「弟」的にみえる。あるいは「同志」だ
太夫を庇いエスコートする優しさ♡
でも、あれは蘭兵衛というより「ちゃんとも」気質にみえる(≧∇≦)b
(なんて優しいコなんだろう♡)
☆兵庫
ずら 変形パターン。この日は
兵庫「ずら‥ズラ‥ず‥‥ズラトニックラブ!太夫!俺とズラトニックラブ!」
マモ捨「それって全部はげてる意味?」
兵庫「?ズラ‥‥トニックラブだー」?
智紀蘭「こわいもの知らずな奴だ」
マモ捨「俺はこわかったよ」(笑)
アドリブがダントツに増えたマモ捨。
下弦チームのなんとも言えぬ温かさは
マモ兄から出てるんだね
下弦チームはハグの場面が多い
マモ捨は霧丸の頭をぽんぽん
蘭兵衛にもぽんぽん
蘭兵衛は太夫の頭をぽんぽん
(昨日は撫でてたが)
今度は霧丸が捨をぽんぽん
あったかいな〜(*^^*)ぽんぽん♡
昔の映画だけど「ゴッドファーザー」
これ大好きなんだが、やはり同じファミリー愛がてんこ盛りなの♡
傍からみるとマフィアだけど
彼らとて愛するファミリーがいる。
身内で敵対もするが、それにより苦悩もする。
家族が会うとハグしてポンポン。
慰めるときも悲しい時もポンポン。
ドンが懺悔するシーンのセリフ。
「私は弟を殺しました。私の愛する母が産んだ息子を!私の愛する父が愛した息子を私は殺してしまった‥‥」
この思考はやはり家族愛が背景にある。
年を経て、身内が和解する場があって
無言でハグして頭ポンポン。ぽんぽんで気持ちは通じ合うんだなぁ〜
あれ?ぎゃー!
またもや脱線
もう日がかわっちゃったよ(17日)
ちゃんともメール更新されたし!
「どん」
壁ドン?な訳ないか (^o^)あはは
(ちなみに私は「蘭丸徳兵衛」と書いて丸徳を消す)
戻ります💦
潔癖な生駒ちゃんシリーズ
「あたし!会場内のお客さん達も顔に顔ダニがいるって思うだけでダメなのー」
ソワレでは
「ソフトクリームのまわし食べ!ダメなのぉ〜!!」(*^^*)
ちなみに、先日のチケットお譲りくださったのは奈良県「生駒市」の方でした
さあ1幕ラストの蘭兵衛の見せ場!
(私にとって最大に大好きな場面)
髑髏城前の「黄泉の笛」の場
蘭兵衛の、心の奥に秘めた想いが溢れ出るかの如くに夜空に鳴り響く「縁切り笛」の音色(切ないね〜。笛の名前もその音色も‥‥。いつも感情を揺さぶられてしまう〜(TдT))
月明かりに照らし出される白い彼岸花の群生‥後ろには髑髏城
長い黒髪が 笛の音のように風にそよぐむ様子はもう絵画で永久保存モノ!
美しき耽美な姿に見惚れる至福の瞬間!
智紀蘭の 蒼く透明な雰囲気が
この場の情緒をさらに深く染めていく
私はワカドクロDVDの太一蘭のこのシーンに惚れてドクロ狂いのきっかけに。
しかし
今はもう違ってしまった
智紀蘭という完全版を見てしまったから。
DVDが出たら、きっとこの場を何度もみちゃうんだろーなー‥
あ、話しが全く進んでいかない
早送りします
2幕一場髑髏城天魔王の間
クドキの場は、以前はもう少し天魔王に色気あっても?と思ったけど
ひろき天魔王は最初から蘭丸が憎い。
だから無機質な雰囲気が正解なのだ と考える。
蘭丸にしても、最初から「殿」しか見ていないのだから。
紅い血のような夢見酒が
蘭丸の口端からスーっと流れ
白い着物を真っ赤に染めあげていく。
まるで 蘭兵衛の真っ白い心を
三途の川の赤い血が染めていくかのように‥‥
(昨日は白い長羽織まで染めてた)
たぶんこのとき
「無界屋蘭兵衛」は死んだのだろう
酔いしれながら殿の鎧を愛撫する
ここは三島由紀夫的な倒錯愛爆裂
ヒストイックなエゴイズムと
退廃的なけだるいデカダンス‥‥
以前はこれに「妖艶」があったら と思ってた
でも違った!
こんな背景だけど 智紀蘭丸は根底は「純真無垢」なのだ
このアンバランスさが逆に計り知れない美しさを完成してる♡
そして冷徹な「蘭丸」が甦った
(ずっと眺めていたいシーンね♡)
飛びますが
無界屋襲撃
蘭丸に戻った蘭兵衛は、かつての無界の里の仲間達を次々に惨殺していく
「こんな楽しいことを、俺はなぜ忘れていたんだろう!!」
「純粋」は↑コレにも被ってくる
純真な子供は正直な故に残酷にもなる。
昨年はまだ不安とためらいが見えた場だが、昨日はもう容赦は全くなかった
不要は切り捨てる
かつて信長公に仕えていた折は
こんな殺生は日常茶飯事であったろう
うん、これが正解なのかも‥(*^^*)
観てて自然に感じたから‥
それが智蘭丸にとっての正道で真実
だから、ためらいなく、かつての仲間たちを斬っていく
刀をすーっと指でなぞる
切ってしまった指先‥‥‥おもむろに口元へ‥
(チュパッって音した!!)
私も一緒に舐める〜!⇚妄想中‥
Season鳥、風の蘭丸は、天魔王に「殿」を見出して歓喜してたと思う。
しかし智紀蘭は 天魔はきっかけに過ぎず 自ら封印した「殿」を見出したように感じた。
時折「空」を見て、遠い目をしながら うっとり追想するかのようなしぐさ。
彼の心の軸は完全に「信長」になった
「これからは殿と生きる!」とは
そういうことだったのかもしれない
いまこの時を
舞台という世界に智紀蘭は息づいて現存していた
まさに生きている!!
お蘭が復活!
ああ‥もっと長く眺めていたい‥
(あ、そうそう!前後しますが
蘭丸、天魔王の間から退出するとき
侍女の頭をぽんぽんと可愛く撫でてったよー お茶目ちゃん♡(*^^*)
お友達は2列!!\(^o^)/
おにぎりやお茶やお菓子を差し入れてくれました
ありがとね(*^^*)
ソワレでは気持ちも落ち着いて
なんだか舞台も落ち着いてて(?)
(変な表現だけど)気持ちがスッと
劇中に入っていった!
無界屋襲撃では、普段つい智紀蘭ばかり追って注目してしまうのだか
この時は全体を眺める気持ちでいたと思う
目前で繰り広げられる惨劇
堕ちていく蘭丸
(私は墜ちたとは思わない。本質が覚醒しただけなのだから。)
非道な天魔王(でも彼はこれが正道)
抵抗する荒武者隊(これも正道)
無情な世界だ
誰が悪とか善とかと判断するのは
傲慢な一方通行だ
天魔王とて、自分の世界を守るために
戦った。間違ってはいない。
所詮「正義」なんてものは
力を持った者が自分を守る為の建前。
どこか醒めた気持ちで眺めてる自分がいた。でも気がついたら涙が流れてた
蘭丸の壮絶な死、
そして天魔王の最後‥‥
ひろき天魔王、全ての鎧を外されて
第六天から地上に引き戻された
いつも思うけど
鎧のない姿は華奢で 子供のように小さい
言葉遣いも「わたし」から「俺」になってる。
「天魔王」って自分の理想の世界を
自分を含めて随分無理して創っていたんだな
常に「天魔の御霊」として振舞ってる‥
そんな彼を
昔の同士としての情がある捨之介は
なんとか助けようとする
しかし天魔王はそれを拒み
あろうことか 捨の刀に自らを刺し貫いていった
この流れは意外だった
卑怯な天魔王のことだ
とりあえず命を保っていれば
後で巻き返しのチャンスもある!
と、考えるかと思っていたから。
卑怯でも、
プライドは捨てれなかったのだ
彼はその性格ゆえに(信長の小姓時代から)きっとずっと孤独で、本当は不器用な男だったのかもしれない‥‥
「殿」が蘭丸ばかり寵愛しなかったら
少しでも彼を大切に扱ったら
天魔王は存在しなかったろう‥‥
捨は半狂乱だ
結局 蘭丸も天魔王も救えなかった
うろたえてヘロヘロになってる捨
嗚咽が出てきた
あわててハンカチを噛みしめた
切なくてやりきれなくて
おもいきり泣きたくなった
場面は七人が徳川軍と激戦しながら
あの丘の上に立つ名シーンに。
あの時の感情は何だったのかしら
滅びの者達への同情?
それもある
しかしそれ以上にこの壮大な物語と 「舞台のすべて」、「俳優さんたちの素晴らしい演技」のすべてにトータルに大感動していたのかもしれない。
この日「髑髏城の七人」は
舞台という世界で確かに
「真実となり生きていた!」
神々しいまでの輝きを放ちながら‥
何度も通っていながら驚きだけど
この大きな感動と歓びは、
一生忘れないだろう
※追記
ラストシーン
マモ捨はもうぼろぼろになってる
舞台の川の中に息も絶え絶えで
じゃぶじゃぶと入って
腰から下は着物びしょ濡れ
舞台の空気はいつもヒンヤリしてる。
ましてや水だ!寒いだろうに‥‥
濡れたままラストまで
かなりシンドイはず。
可哀想に‥‥‥‥‥
ホント酷だなぁ〜
風邪ひかなきゃいいけど‥‥‥
それでも元気いっぱいに
ラストの大見得きって
「柄じゃねーよ!」と立ち去る捨
一人舞台に残った霧丸
「もう決めたんだ!」
この一言で 壮大な「髑髏城の七人」は完了となる
この「ひとこと」が
難しいタイミングなのだ
仕損じると
舞台が締まらない
しかし
広大霧丸、物凄く伸びた!!
いい演技になった
さわやかな余韻を見事に舞台に残して
〆てくれた!
あっぱれ!
いい舞台だった♡
ありがとう!髑髏城♡
あ〜あ‥‥
長い長いつぶやきになっちゃった
(連日またもや睡眠4時間だ)
本日(17日)はマチネ観劇
私は幸せ者だ
気持ちを新たに
いざ!登城♡(*^^*)