とうとうDVDも 完結しましたねしょぼん

「黒執事Ⅰ」が全9巻 2期の「黒執事Ⅱ」も全9巻!

DVD全18巻にもなるあせる

  
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よくぞここまで集めたもんだ・・・

でも 好きで好きでたまらないから まっ いっかニコニコ


実は 私は本来 アニメは観ない人種だった。



「黒執事」との出会いは昨年の今頃・・

偶然 テレビでやってたのを 何となく見てたら面白くて

それから後は 「ワタシまっしぐらー!!」ヾ(@°▽°@)ノ


ちょこっと説明させてねラブラブ!


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


時代は英国ヴィクトリア女王の治世。


名門貴族・ファントムハイヴ伯爵家当主 シエル・ファントムファイヴは

若年ながらも 天才的手腕により、英国一大玩具&製菓メーカーの

経営者であるが 本来の家業は、英国において裏社会で起きる様々な

トラブルを 女王の憂いを晴らすべく「女王の番犬」として隠密に処理する

役割を担う。
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この幼い当主を補佐し、身のまわりの雑事から

衣食住すべてを担い、使用人たちの教育 管理を

一手に引き受けるのがダークヒーロー

漆黒の「執事」セバスチャン・ミカエリス


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この超有能な漆黒の「執事」クン 実はタダモノでない。

     ・ ・ ・

彼の「あくまで執事ですから・・」 の決まり文句に「真実」がある。


普段は物静かで面倒見が良く、ユーモラスな彼だが 時に恐ろしく

人間離れして強く不死身で冷血なのは、人でなく「悪魔」だからなのである。ドクロ


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原作者は 「これはあくまでコメディ」 だと言っている。


実際コミカルでかなり笑えるし、私も最初はコメディのつもりで観てた。

だし 「あくまで執事ですから」 だって ダジャレ だもんね (笑)



しかしこの漫画、オカルトあり、グロありと かなり振り幅が大きいのだ。



シリアスなシーンに いきなりギャグが入ったと思いきや 一転して

ダークでグロなブラックに染まる。



このギャップが たまらない~アップアップ(グレル風に)

あー!!  キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!メラメラドンッ



無性にこの作品について積もる想いを書きたくなってキター!!爆弾


右下矢印ちなみに我が家のシエル坊ちゃんと婚約者エリザベス嬢あせる
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あはは   親バカでごめんちゃいあせる

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



ナゾの人ここから まだまだ続いちゃいます・・・・ゴメンあせる

なので、大変申し訳ないので ここで一旦 切りますねガーン   ペタしてね



ニコニコお暇な方、興味ある方は以下もどうぞ 音譜


今夜は「アニメ版黒執事」 勝手に論じちゃいまっすニコニコ

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


注意一応念のため、アニメ版2期 完結まで視聴してない方ビックリマーク

ここから ネタばれ あります。 ご注意ください注意

1期のアニメ版

物語は 主にファントムハイヴ家の日常とシエルの裏家業を描いているが

「切り裂きジャック」や「アヘン戦争」、「パリ万博」・・と時代考証も

しっかりしているので 物語の深みが増して荘厳な印象さえかもし出す。


歴史モノが大好きな私は 即気に入ってしまったノダラブラブ


しかも カッコいい!!

本当に原作者の 枢やな先生はセンスが良くて憧れますラブラブ!


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孤高な少年伯爵  取り巻く個性的な大人たち  使えない使用人達

ついには死神、魔犬、大天使までも登場し スケールも大きい。


画面に漂うのは いつでも死と隣り合わせのダークなエロティシズム


漆黒の最強の執事は 黒い燕尾服と白い絹の手袋。

そのストイックな窮屈さゆえに 常にエレガントな立ち振る舞いで

主を守る。


ファントムハイヴ邸の豪華なたたずまい リアルな調度品、

貴族階級の女性達は、コルセットでわが身を束縛し豪華なドレスや宝石で

飾り立て 目的のない人生を漂よっている。


退廃したデカダンス


コメディタッチの画面であっても、底辺には確固たるゴシックムード


あなどれない!! このアニメは タダモノじゃないぞ!!

キラキラ                キラキラ             キラキラ


アニメ版1期は 途中から原作の漫画のストーリーと違えて オリジナルな

展開を見せていく。


ラストは ある意味 予想通りというか・・・

もともとシエルとセバスチャンは「ある契約」で成り立っているのだが

その関係にも終止符が?!


スペード黒執事のキーポイントビックリマーク 「契約による主従関係」とは!恋の矢



彼らの「主従関係」の裏側には、人間と悪魔の「血の契約」がある。


「シエルが両親の仇を討つまで・・いや、真の動機は その際に

彼が受けた屈辱の復習を遂げる」まで 彼を補佐し確実に守り仕えること。


それが成就した時 シエルは魂をセバスチャンに捧げるという契約。


    クローバー            クローバー              クローバー


シエルはまだ13歳よ。


この2人、最高の仲良い主従関係に見えたのに・・

現実はそう甘くなかったのね。あせる


セバスチャンは この「究極のディナー」の為だけにシエルに

他の魂を食らう事なく 尽くしてきたのだ。


愛情からではないのだから、見逃してくれるはずもない。



シエルも あと一歩で念願成就という時 迫りくる確実な死の足音に

恐怖を覚えて 迷いはじめる。


シエルの高潔な「魂」が その気高さを失い始めたのを察したセバスチャン

は、シエルを見限って(?)忽然と姿を消す。


セバスチャンを失ったシエル


ここで 彼なしでは何もできない小さな存在であるのを痛感していく。

着替えや靴紐さえ 満足にできないのだから。


しかし

恐怖の為に一度は見失った「自分」を取り戻し、クライマックスへ。


シエルは再び ここまで生き抜いた誇りと 復習への強い意志を取り戻し

己が運命を受け入れる覚悟をする。




クラブこれは「悲劇」とは違う・・


思わぬ不幸に見舞われ もがきながらも流されていく類なら、まだ救いがある。


でも 、シエルの場合 目的達成の駒として「悪魔」を使ったところにそもそも

不条理というか人としてのルール違反がある。NG!!

だって、人間相手の復讐に 悪魔で挑むなんて・・卑怯だよね


なので 「自業自得」DASH!。 同情の余地なし!!



しかしね・・ しかしだ



生まれながら支配階級の伯爵様で、「復讐など愚かだ」と進言してくれる

身内も友もない生活環境の中、若干13歳の子供が本能で最強の武器を

手にした事を誰が責められるだろうか・・



傍観しかできない我々「読者」にとって それがたまらなく切ない・・。



右下矢印 「遂に いっただっきまーす♪」ってカンジ?!汗
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 無慈悲にして残酷 そして はかなくも美しい・・。
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ラストのハッピーエンドは絶対あり得ないという。

でも そもそも最初から「全く救いのない関係」だった・・(泣)



゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


声優さんたちの声がまた一役買っている。

セバスチャンは 小野大輔さんで、なめらかな漆黒の極上「シルク」の声。

シエルには 坂本真綾さん 高潔な少年伯爵にふさわしい無垢な美しさ。


ちなみに

2期から登場の もう1人のクロ執事には櫻井孝宏さんで、深い闇色の

ベルベット。 冷酷な響きがたまりません。

その主人である、退廃的な金髪の少年伯爵 アロイス・トランシーに

水樹奈々さん。  豪華な顔ぶれです

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2期では それぞれこだわりの「美学」を持ったインテリかつナルシズム

な2人の「悪魔で執事」が シエルの魂をめぐって死闘を繰り広げる。


蜘蛛の糸のように 複雑に絡み合うそれぞれの感情と思惑。

シエルの「高潔な美」とアロイスの「退廃の美」

美しく無邪気ゆえに残酷な子供たち


悪魔が子供達を翻弄させるのか、子供達が悪魔を

「痴話喧嘩」に導いているのか・・


物語は 複雑に絡み合い クライマックスの悲劇(?)へ



ところで

この「黒執事」って、私的にはどこか懐かしいカラーを憶えるのよ

昔使ってた心地良いベッドに潜り込んだような不思議な気分。



たぶんだけど

昔 夢中になったものが いろんな形で散らばってる気がする。


ルキノ・ヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」や

「ルードヴィヒ神々の黄昏」、

マーラーの「アダージェット」、 オスカー・ワイルドの「恐るべき子供たち」、

三島由紀夫作品の華やかな光りに寄り添う深淵の影、

歌舞伎の世界(特に坂東玉三郎)のバケモノ的な美と凄み。

泉 鏡花 のはかなく 美しく でもドロドロした人間風刺、

萩尾望都の「ポーの一族」などなど・・・


いま あらためてこうして書き出すと クセがあるものばかり・・

うーむ  みな かなり「グロテスク」路線・・ (悲鳴!!)


でも実際のとこ、太陽の光り より どちらかといえば「満月の夜」が

好き・・かも。(^_^;)  



   ・・・・・・・・・( °д°)・・・・・・・・・・・・? ?




話を戻そう!


この「黒執事」  音楽も相当なこだわりを持つ。


作曲はあの「岩崎 琢」氏。

カンツォーネあり、グレゴリオ聖歌風あり、マーラー風、交響曲風

ピアノソロ風・・etc 珠玉の曲が きらめく真珠のように連なっている。

サントラCDは 知らずに聞いたら とてもアニメ挿入曲には思えないだろう。


ちなみにオープニングは1期では「シド」

2期は「GazettE」

ヴィジュアル系全開だーラブラブ

かと思いきや。

劇中歌はヒットメーカー梶原由記がプロデュースの歌姫 kalafina 音譜


エンディングタイトルの「Lacrimosa」は壮大なミサ曲(鎮魂歌)のようで

圧倒されるほど美しい・・・・


2期でも エンディングタイトル曲で「輝く空の静寂(しじま)には」が

本当に切なく美しい

チューリップ黄             チューリップピンク            チューリップオレンジ



そして まさかの「黒執事Ⅱ」製作決定&放送 で大歓喜アップ


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亡骸に「不思議の国のアリス」を読み聞かせる律儀な執事(笑)




実は!シエルの魂 食らう直前に盗まれてた・・という設定で

スタートした 待望の2期


セバスチャンは それを取り返すべく、シエルをトランクケースに入れて

大切に持ち歩いている。

そして やっかいなお邪魔虫達(?!)が絡み始めて

シエル達は 翻弄されてゆく
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まさかのストーリー展開で大困惑して


まさかのラストに大驚愕・・・叫びあせる

その 後味悪さに 1ヶ月以上は落ち込んだ・・・ダウン

                             ・ ・ ・ ・ ・ 


シエル坊ちゃん、1期で あのまま「手抜かりなく」亡くなってた方が

良かったのでは?


思わぬ「横ヤリ」が入って シエルもセバスチャンと一緒に

「永遠の命」を生きてゆくことに。




人間界にはこんなカードを残して・・
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 シエル・ファントムハイブ 享年13歳



はぁ~..ダウン


またもや 全く「救い」のない展開。


このアニメの主人公たちはみな紛れも無いドSだが、

製作者達は 更に超ドSなんだろうむかっむかっ



この後 彼らはどこに行こうとしてるのか・・


何事に対しても余裕を見せてたセバスチャンに

もう笑みはない。

あるのは絶望?


「血の契約」により、餌(シエル)を縛っていたものが

今度は 自らを呪縛するハメになろうとは。


この先 悠久の時間 シエルに従事することに・・。


これも 「自業自得」 なんだよね


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画面でも 言葉が少ないから、彼らの本心は読み取れない


視聴者それぞれが想像するエンディングになったと思う


でももし続編ができたとしたら、トム・クルーズとブラット・ピットの映画

「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイヤ」みたいになりそう。


永遠の主従関係が破局したら あとはどっちかが死ぬまでの

殺し合いになるのかな・・叫びあせる


実際この最終巻に原作者が こんなイラストを描いてるし・・ドンッ


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殺気!! 互いに息の根止めるつもり?!


永遠の彼岸を迎えるその時まで共に居る の意味よね?

(・・・と 思いたいえっあせる



原作の漫画は まだ連載中だから 喪失感が100%にならなかったのが

せめてもの救いです。

こっちでは 二人ともまだまだ元気で アットファミリーしてますニコニコ


「黒執事」担当の紳士 淑女の皆様方はいかがお考えでしょうか 



最終巻の「OVA」「蜘蛛の意図」 いろんな意味で美しかったですねー

ちょっとアロイスが愛しく思えたかも・・・



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最後は 2人で情熱のタンゴクラッカーキラキラ 良かったねブーケ1



「黒執事」知らなかった皆様 もし興味ありましたら是非この世界を

ご覧下さいマセ


このたびは長々お付き合いいただき誠にありがとうございました(〃∇〃)

                            

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