生田川沿いの桜が、今年も綺麗に咲いてます。
公園ではお花見 
桜はいいですね～心を和やかに・明るくしてくれます。
ふと、先日の、「春の嵐・爆弾低気圧」 の事を思い出しました…。
◆
この日はいつもと変わらず早朝からオープン。とても穏やかな朝でした。
前日からのニュースでは「春の嵐が来る」と…。
「ホンマに春の嵐なんて来るの 
」 と思っていました。
しかし嵐の前の静けさとはこのことだと後で分かったわけです…。
「いらっしゃいませ～ 
」 といつもと変わらずお客様をお出迎え 
していたものの13時過ぎに突然風が強くなりだしました。
天井ネットは強い風を感知して自動的に１段階降下。
支配人・マネージャーらは2階の打席から風の具合を確かめていました。
いつもならこの程度の風を気に留めることはしません。
しかし春先の風は非常に恐い！
PIGCは過去何度となく春の風に傷めつけられた苦い経験があります。
昨日の予報のことも考慮して急遽クローズすることに決めました。
全スタッフが慌ただしく動きだします。
営業中止のアナウンス放送後、私たちはご来場のお客様への事情説明にまわり
フェアウェイ上の看板・フラッグの撤収・ネットの降下・クリーナーの保護にあたりました。
強風と豪雨が吹き荒れます。
全打席のティアップ機の保護もしなくては！
西の方に目を向けると雨なのか氷（ひょう）なのか、真っ白な壁のようなものが
せまってきます！みるみる風が強くなってくる！
次の瞬間、いきなりPIGC備え付けの風速計が35m/s を振り切った！
猛烈な風でネットどころか施設も吹き飛ばされる！？
2階にいては危険、大声で「１階に降りろ 
」と支配人は叫びます。
見たことのない荒天に恐怖を感じました。
◆
猛烈な風はしばらくしたらやや落ち着きました。
まだ打席に残っていたお客様もスタッフも全員無事です。
見たところ施設もネットにも損傷はない。よかった
少し落ち着いたその間にお客様が打ったボールを集積・清掃する「ボールピット」
を見に行ってみると・・・
ボールピットのなかには大量の土砂・ヘドロ・ゴミが…。これでは機械を動かせません。
長く勤務していますがこんなに悲惨な状況は初めてのことです。
途方に暮れてしまいましたが、立ち止まってはいられない。
私たちは10万球近くあるボールをすべて人力で出すことに決めました。
人海戦術でボールとヘドロをバケツでくみあげリレー！
「ハイッ、ハイッ、ハイッ」と掛け声がかかります。
今の厳しい状況をメールで知ったお休み中のスタッフも駆け付けてくれました！
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夜の帳が下りるころ、ボールをすべて出し終えました。
目の前にはヘドロにまみれたボールが山積みに。
今度はボールの洗浄をしなければ。
使えるホースを全部使い、間髪いれず全員で作業にかかりました。
普段は自動洗浄機に任せているボール洗いをこれから人手で行うのです。
ふたたび、非情にも、風は容赦なく吹き荒れ、雨は音を立てて頬に打ちつけます。
化粧は落ちるし身体は冷え切るし 
しかしそんななかでも、誰ひとりとして帰ろうとしませんでした。
みんなで一生懸命ボールを洗いました。
明日、笑顔でお客様をお迎えすることができるよう皆心から願いながら。
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あたりはすっかり暗闇につつまれ、気付けば夜20時を回っていました。
しなければならない作業はすべて終わった。
翌朝、５時から復旧作業。早朝スタッフの出番です
来場してくださるお客様を少しでも早くお迎え出来るように
昨夜ダメージをうけた場所を手分けして復旧 
昨夜の悲惨な状況からは想像も出来ない早さで
ＰＩＧＣは9：00にオープンしました 
お客様を笑顔で迎える事ができた 
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ＰＩＧＣには全時間帯共通の日報があります。
この日の日報には昨日作業に当たったスタッフへのねぎらいと
お客様からの感謝の言葉がたくさん綴られていました。
ＰＩＧＣを愛し、ＰＩＧＣに来場してくださるお客様を愛すスタッフ。
本当に素敵な仲間です 
春の嵐は全スタッフ連携と一体感とＰＩＧCへの愛 をもたらしてくれました
スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております