名もなきレッスンその⑦ 「Kベスト診断Ⅱ」 | PIGCのブログ

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いつの間にか11月も終わりに近づいてきている。



『名もなきレッスン』 シリーズは、私の丸刈りを逃れるために


角さんが年内に95切りを果たすという “ ハードボイルド・レッスンブログ ”


なのだが、私の髪に残された時間はそう長くないようだ(笑)



角さんは、つい先日のスタッフゴルフコンペ http://ameblo.jp/pigc/entry-10706709492.html  


で122点という結果に終わり、ベストスコアの更新どころか


本来の実力さえも出し切れていない。


あるいは改善を加えて結果を出すのは時間がかかるし、難しい。


         
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時間がない(涙)



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さて、K-ベスト診断 のつづきです。


前回、角さんのスイングは腰が右へ廻り過ぎていて上半身と下半身の捻転差


にロスがでているということが分かりました。



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そのため加藤プロは下半身が流れ過ぎないよう右足を引いて打つ練習を指示しました。


実際にやってみたら分かりますが、この状態で腰を廻し過ぎると右に倒れそうになり


普通に立っていられません。


左膝をしっかり留めておく必要があります。



角さんはこのことを繰り返すことで、捻りの効いた力のあるスイングを身につけること


が出来るといいます。



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加藤プロによると、K-ベストで判明した角さんが気をつけたい点はまだあります。



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スイング中に背骨の向きがあるべき方向から大きくズレてしまっています。


無駄な動きがあるゆえスイングの軸がズレてしまって、効率よくボールに力を


伝えることができていません。



ここでいう背骨の向きというのは、身体のセンターを通る垂直な線に対して、


背骨が左右にどれくらい傾いているかということ。



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アドレスから見てみると、角さんの身体の傾きは-3°(本人から見て右に3度)。


アドレス時は出来るだけ垂直に立たなければいけないものと思っていましたが、


K-ベストによると -6°から-10°までの間が最適だそうです。


これは右利きの人のグリップは右手が下にくることが影響しているときいて納得。




問題なのはトップ時。


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-12°~-18°の間におさまるのが理想のところ、角さんは+38°


(左に38度)。



アドレスからトップにかけて僅かずつ・徐々に右へ傾むいていくところ、


トップで左に反り返っています(リバースピボット)。



そしてインパクトを迎えるときは右傾斜に戻っているのです。

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右を向いていた軸が一旦大きく左へ移り、また右に戻る。


なるほど軸のブレたスイングです。

(ちなみにK-ベストによるインパクト時の適正な傾きが-20°~-28°のところ、


角さんは-18°でした)



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ところで、アドレス -6°・ トップの-10°・ インパクトの-20°という理想値は


何やら大きな差に感じられますが、時計の長針に例えると(正面から見て)


59分 → 58分 → 57分 とさかのぼる程度で、わずか1~2分の違いです。



動かそうとして動いているほどに動いていないのです(なんのこっちゃ



要するに、背骨はトップ時だけに目立って右や左に傾くわけでないということ。



以上のようなことは、よく回転しているコマの軸は安定していて、勢いのない今にも倒れそうな


コマの軸はフラフラしていることと似ています。




加藤プロは打席でこのリバースピボットになっている方をよく見かけるそうで、


これを矯正するためのレッスンとして、アドレス~トップにかけて頭を徐々に右足上方


に移す動きの反復練習を採用しています。



リバースピボットは上の写真のように顔を残すことに気持ちが向き過ぎたり、


飛ばそうと意気込みすぎて起きることが多いようです。



つづく