こんばんは、豚袋ライトです。

どうもこのところ仕事もなんとなくいろいろあるのですが、なにせ体調がよろしくない。そんな状態で免疫力が落ちているのか、生まれて初めて「ものもらい」なるものが出来て、痛い。そしてお岩さん状態（笑）眼科に通う今日この頃です。さっさと切ってくれれば、とも思うのですが、なかなか自然治癒主義なセンセイのようで、結構放置されています。早く治して欲しいのですが…

そんな気分の時には、音楽的にも濃密なものやリズムのきついもの、ハードなものは受け付けないようでかといってアンビエントや静寂癒し系はかえって気分が滅入ったりする。そんな今はまさにこのお方の「レイド・バック」な頃の音が、自分にはぴったりあったりしました。

今日はエリック・クラプトンの「461　オーシャン・ブールヴァード」なぞをとりあげようかと思います。

Eric Clapton - Motherless Children

よく考えたら誰もが知ってる大物で、好きなミュージシャンなのに今までとりあげていなかったのが不思議。でもやっぱりクラプトンで自分が一番好きなのはクリーム時代だったりデレク＆ドミノス時代だったりで、そのあたりの記事を書きたいのだけれど、自分の思い入れが強かったり、読む人も思い入れが強かったりでその辺を意識しだすと、気力体力が充実していないとなかなか書けないのですよね（笑）このアルバムくらいのリラックス感だと記事にもしやすいってものです。(名盤を前になんて言い草だ＾＾；）

何せジャケットがいいですよね、いかにもパームツリーがマイアミっぽくて。クリーム的な、ギターヒーロー的な像を期待して聴いた最初の時は戸惑いましたねぇ。でも軽快なテンポとボトルネックのスライドギターが疾走感を出していて、すぐに心地よく感じたものでした。

このアルバムは何といっても次の曲が存在するゆえ有名といっても過言ではないでしょう。今日はライブで、しかもドラムをフィル・コリンズがたたいている動画を見つけましたので、ご覧下さい。

Eric Clapton - I Shot The Sheriff

自分がボブ・マーリーを知ったのもやはり例にもれずクラプトンのこの曲を聴いたからですね。本当にマーリーも彼のおかげで世界的な認知をされたのは間違いないでしょう。慧眼と言わざるを得ません。当然マーリーが素晴らしいミュージシャンであったからこそですが、才能は才能を知るということでしょうか。

この曲はボブのオリジナル以上に良さを伝えているような気がします。素晴らしいアレンジです。この曲のためにこのアルバムを買っても損はないですが、更に他もイイとなれば聴くしかありませんね。

デレク＆ドミノスを経て、深刻な薬物中毒に陥り、復活をとげた最初のスタジオ・レコーディング作品。そうした背景を象徴するかのように、友人や信頼する仲間たちとの膨大なジャム・セッションを繰り返すうち練りあがった珠玉の作品群。（彼の好きなミュージシャンのカバーが多いのもうなずける）

ブルースを解釈することから始めたクラプトンが、更に多くの音楽を解釈しはじめた姿勢が印象的です。ここを起点にアンプラグド以降の現在のクラプトンスタイルまで成熟していくわけですね。

ああ、もっと沢山いろいろ書こうと思えば書けるのですが、何か筆が進みません。ものもらいのせいだ、きっと。クラプトンの音楽変遷は、当ブログにご来訪頂ける皆様の方が詳しいでしょうから今日はここまで（笑）

最後にクラプトンのこのアルバムに2曲しかないオリジナル曲のひとつで締めたいと思います。大好きな曲です。

それでは、また。

Let It Grow (live) 1974 Eric Clapton

ERIC CLAPTON / 461 OCEAN BOULEVARD (1974)