LOOK
LOOK [DVD]
¥3,121
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≪あらすじ≫

愛憎と欲望が交錯する大都会、そこではすべての行動が監視カメラに撮影されている。担任教師と寝るために猛烈なアタックを繰り返す女子高生、職場の女性従業員たちを誘惑するデパートのマネージャー、ロック・スターを夢見て深夜のコンビニで働く青年……。さまざまな人間ドラマを、随所に設置された監視カメラは記録していた。


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≪かんそう≫

監視カメラに映し出される映像で全編撮影されています。オムニバスのように様々な人物模様が描かれてます。監視カメラの映像だったのでやはり上からのアングルが多く、顔があまりはっきりと映し出されません。なので、人物がこんがらがります。主要人物以外にもいっぱい出てくるので、大変です。目を凝らしてください。ただ、整理しながら、きちんと流れについて行ければ、意外なところで繋がったりして面白いです。ラストは読めますが、読めない部分もあります。完全燃焼されないまま話しは終わるので、そこにリアルさを感じます。ただ、こんなに登場人物を出す必要はなかったように思います。全部が全部、中途半端。そして気持ちが重たくなります。途中に入ったあの実は映画の撮影でしたな部分はいるの?かな…。あそこだけ浮いてました。監視カメラなら徹底的に監視カメラであってほしいです。それに時たま監視カメラっぽくなかったりもして、かっちりした『監視カメラ』ではなかったと思いました。私たちは観られている、で押すのなら、観られているからこうなった、というストーリーももっと混ぜてほしかったです。

ピンクパンサー

¥1,360
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≪あらすじ≫

有名なサッカー監督イヴ(ジェイソン・ステイサム)は、フランス代表チームを勝利に導き熱狂に沸いていたが、世界的に有名なポップ・スターのザニア(ビヨンセ・ノウルズ)の隣で毒殺されるという事件が発生する。パニックの中、グルアンの所有する高価なダイヤの指輪「ピンクパンサー」が消えてしまい……。





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≪かんそう≫


気になってはいたものの、中々手が出せなかった作品です。というのは、このピンクパンサーの前に幾つかピンクパンサーのシリーズものがあることを知らず、「ピンクパンサー」というキャラクターのみ知っていた私にとって、この映画はあのピンクパンサーというキャラクターが実写とアニメーション混合で現れたりするしっちゃかめっちゃかなお話!と勝手に想像していたせいです。そして、この作品を手にとっては置き、手にとっては置きー、を繰り返していました。この作品にピンクパンサーが出てこないということを知ったのは、予告編を見てからです。その予告編では、はちゃめちゃな警部がいろんなハプニングに見舞われていて、そういうドジっこな主人公の映画って結構好きなんで、面白そうだなっと思い予告編を見ていたら「ピンクパンサー」でした。なので、次にレンタル店へ行った時は即借りました。メンツがすごく豪華ですよね。コメディ映画なので、知らない役者さんばっかりかな、と思ってたんですが、そんなことなかったです。ジャン・レノが出てきたときは、なんと場違いな雰囲気なんだ。と思いましたが、全然マッチしてました。あの役はジャンレノにしかできないな、と。改めて、ジャンレノの凄さを実感しました。シリアスな作品が似合う俳優さんですが、コメディでも見事に作品に調和していて、作品をより一層面白くしてたと思います。ジャンレノのくねくねダンスが見ものです。あれは面白かった上、ジャンレノのイメージを覆されました。スティーヴ・マーティンは、クルーゾー警部を面白く、時にはカッコよくダンディに演じていました。目が離せないほどの、様々な表情に観ていて楽しかったし、次はどんなことをするのかもわくわくしながら観れました。気軽に観れる映画です、一応事件は起きますが、事件もクルーゾー警部によって面白いことになってます。洋画の笑いってどことなくありきたりな定番なものなんですけど、この作品もそれはやっぱり定番な笑いやったんですけど、それを違和感なくやってしまうからつい笑ってしまいました。急にくるというか、いきなり「ぱんっ」とギャグが出てくるので、すんなり観れちゃって、下手したら見逃しちゃう人がいて、それやからこそ日常の中に潜んでいるそういう笑いを見ちゃった的な、そういう感じに思わされるんです。それで、おお笑いじゃなくて、ふふっと微笑ましくなってしまいます。監督のショーン・レヴィと主演のスティーヴ・マーティンがお互いに「こうすると面白い」「これなんて面白いんじゃないか」と意見を交わしあっている光景がとても良いなと思いました。そのため、やっぱり笑いが偏ってはいるんですけど、いろんな人の“面白い定義”が入っていて、より面白いものより面白いもの、となっていった形かなと。メイキングを見ていて、撮影中にウケたらOKってところもあっただろうな、とは思いましたが、その場のほんわかした雰囲気だからこそのあの笑いだなーと思いました。話も好きです。解決の仕方もらしくて良かったです。セットも衣装も、コメディだけど、ものすっごく凝っていて素敵でした。パーティーのときのビヨンセは凄く綺麗だったし、セットも凄く綺麗できらびやかでした。コメディさに、ポップさというか、ゴ―ジャズさやオシャレさをビヨンセがプラスしてくれていたと思います。ビヨンセ、本当に綺麗でした。なんだか、ほっとする映画です。のんびり観れます。そして、なんだか幸せな気持ちにもなれます。そんな映画です。





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≪詳細≫


スティーヴ・マーティン (クルーゾー警部) / ケヴィン・クライン (ドレイフェス) / ビヨンセ・ノウルズ (ザニア) / ジャン・レノ (ジルベール・ポントン) / エミリー・モーティマー (二コール)


監督 ショーン・レヴィ

 (@ナイトミュージアム / ジャスト・マリッジ / 12人のパパ / ビッグ・ライアー etc...)

音楽 クリストフ・ベック

 @ベガスの恋に勝つルール / チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室 etc...)

脚本 レン・ブラム

 (@森のリトル・ギャング / プライベート・パーツ / ベートーベン2 / スペースハンター etc...)

  スティーヴ・マーティン

 (@Shopgirl/恋の商品価値 / 12人のパパ2 / 12人のパパ / 女神が家(ウチ)にやってきた etc...)

製作 アイラ・シューマン

 (@ヘレンとフランクと18人の子供たち / TAXI NY)

  トレイシー・トレンチ

 (@ハービー/機械じかけのキューピッド / リバウンド / ジャスト・マリッジ etc...)




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≪補足≫


スティーヴ・マーティン 1945年8月14日生まれ アメリカ/テキサス州出身)

本名はStephen Glenn Martin。5歳の時にディズニー・ランドの近くに移住し、ショーを見て過ごす内にショー・ビジネスの世界に憧れを抱くようになる。その後ディズニー・ランドで働きながらマジック・ショーなどに出演。大学で哲学を学ぶも3年で中退。UCLAで脚本を専攻しながらナイトクラブに出演し始める。TVの脚本で69年にエミー賞を受賞したがその後、ソニー&シェールなどのTVショーやクラブ、カーペンターズの前説などを経験。やがて『サタデー・ナイト・ライブ』で大きな反響を得てからは映画にも出演作を重ね、86年の「リトルショップ・オブ・ホラーズ」ではサディスティックな歯科医を強烈な印象を残した。また、77年とその翌年にはグラミーのコメディ・レコード部門賞を受賞している。86年にヴィクトリア・テナントと結婚したが94年に離婚した。  




【yahoo!映画より引用】