春の訪れを告げる花

今日は都心のデイサービスでのお仕事(*^^*)

このところ3月・4月の陽気で暖かい日が続いていますが……
デイまでの道で見つけた小さな春💕
沈丁花の蕾が今にも開きそうに、春の訪れを告げていました✨

36年前、病床にあって、この花が咲くのをとても楽しみにしていた父を思い出します…

沈丁花の花、その香りが大好きで、庭にも植えて楽しんでいた父。
あと数日の命と告げられてからも(当時は本人に告知しない時代でしたから告知を受けたのは母と私でしたが、

きっと自分の最期は分かっていたに違いありません…)

〝沈丁花が咲いたら真っ先に枕元に持って来るからね〟

と言うと静かに頷いて楽しみにしていた様子でした。

通常沈丁花が花開くのは2月末から3月にかけて。
ところがこの年は4月に入ってもなかなか咲いてくれず、

〝これでは間に合わない！〟

と毎日病院に向かいながら焦りを感じていました。

4月16日、とうとう父は沈丁花の開花を見ることなく別れることとなってしまいましたが、

告別式の19日、どこからともなくいい香りがしてきたのを覚えています…

その後36年、こんなに沈丁花の開花が遅い年はありません。
当時は〝なんて意地悪なんだ〟とちょっと恨めしくも思ったものですが、今ではもしかして

心待ちにしていた父の命を延ばしてくれたのかな、などと思ったりもして🍀

沈丁花の花言葉は
永遠・不死・不滅・栄光…

お父さん、命日の頃はもう花は終わっているでしょうから、咲いたら真っ先に供えに行くよ、待っててネ(*^^*)💕🐷

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