今日の空は青く澄んでいた
そういえば昨日も青一色だったけ
思い出さないと忘れてしまう
じゃぁ、一昨日の空の色はどうだったけ?
雲はどれくらいあっただろうか。
それが思い出せない
人は意識的に確認しないと記憶の中から
不必要なものとして脳内で処理される
一昨日の空の色は自分には不必要だったのか。
朝は何を食べ、昼は何を食べ、夜は何を食べたか。
一昨日の夜の事なのに、記憶を探ってみる。
でも探ったところで、未来には影響はない。
だからそのうち、考える事をやめる。
冬は夕方になると夜に堕ちていく
夕闇が近づき、17時には真夜中と変わらない
今日の夜の空はどれくらい星があったっけ…
自然の中にいる時の星の数々は好きなはずなのに
ひとつひとつの星の輝き、月の輝きは好きなはずなのに
今日はそれを記憶に留めようとしなかった
家につき、夕食の準備が整っている
ピーマンの肉づめ、ししゃも、餃子、味噌汁。
これらは私の母が拵えてくれたものだ。
温かくて、お腹の中に満たされていく。
たわいもない会話、特に拘った様子はないが、
母の優しさが詰まった料理。
そして食べ終わると、部屋で無気力で横になる。、
◆
「この料理、いつまで食べれるんだろう」
母の手料理は好きだ。
どんなレストランより、高級店より、、、
もし私が死ぬとしたら、死ぬ前には母の手料理がいい。
しかし順当序列にいくのであれば、
先に逝くのは、私ではなく、母になるだろ。
私の夢はきっと叶わない。叶えられないのだろう。
今までの私は気づいてなかった、
いや、気づかないようにしていた、
いや、考えたくもなかったのかもしれない。
「今の幸せとは。。。」
◆
今日は仕事は休み。特に予定はない。
昼過ぎ3時に母は重いケースのペットボトルを
6本自転車で買いに行ってきた帰りだった。
そしてその後、いつものように夕食の準備を始める
部屋にいても、いい香りが鼻を通る
今日の夕食はなんだろうか?
この何気ない気持ちこそが、
平凡だけど、幸せなのかも知れない。
夕食を待ってる間、空を眺めた。
そこにはまだ少し夕焼けを残した夜空があった。
今日も月が出ていて。空には星が輝いていた。