今日の空は青く澄んでいた

そういえば昨日も青一色だったけ


思い出さないと忘れてしまう

じゃぁ、一昨日の空の色はどうだったけ?

雲はどれくらいあっただろうか。

それが思い出せない


人は意識的に確認しないと記憶の中から

不必要なものとして脳内で処理される


一昨日の空の色は自分には不必要だったのか。

朝は何を食べ、昼は何を食べ、夜は何を食べたか。

一昨日の夜の事なのに、記憶を探ってみる。

でも探ったところで、未来には影響はない。

だからそのうち、考える事をやめる。


冬は夕方になると夜に堕ちていく

夕闇が近づき、17時には真夜中と変わらない


今日の夜の空はどれくらい星があったっけ…

自然の中にいる時の星の数々は好きなはずなのに

ひとつひとつの星の輝き、月の輝きは好きなはずなのに

今日はそれを記憶に留めようとしなかった


家につき、夕食の準備が整っている

ピーマンの肉づめ、ししゃも、餃子、味噌汁。

これらは私の母が拵えてくれたものだ。


温かくて、お腹の中に満たされていく。

たわいもない会話、特に拘った様子はないが、

母の優しさが詰まった料理。


そして食べ終わると、部屋で無気力で横になる。、



「この料理、いつまで食べれるんだろう」


母の手料理は好きだ。

どんなレストランより、高級店より、、、

もし私が死ぬとしたら、死ぬ前には母の手料理がいい。


しかし順当序列にいくのであれば、

先に逝くのは、私ではなく、母になるだろ。

私の夢はきっと叶わない。叶えられないのだろう。


今までの私は気づいてなかった、

いや、気づかないようにしていた、

いや、考えたくもなかったのかもしれない。


「今の幸せとは。。。」



今日は仕事は休み。特に予定はない。

昼過ぎ3時に母は重いケースのペットボトルを

6本自転車で買いに行ってきた帰りだった。


そしてその後、いつものように夕食の準備を始める

部屋にいても、いい香りが鼻を通る


今日の夕食はなんだろうか?


この何気ない気持ちこそが、

平凡だけど、幸せなのかも知れない。


夕食を待ってる間、空を眺めた。

そこにはまだ少し夕焼けを残した夜空があった。


今日も月が出ていて。空には星が輝いていた。