江戸幕府初代将軍(在職1603~05)。三河(みかわ)(愛知県東部)の小大名 の家に生まれ、幼年時代は
隣国駿河(するが)(静岡県)の大名今川(いまがわ)氏の人質となって苦労したが、桶狭間(おけはざま)
の戦いののち今川氏 から独立し、織田信長 と同盟して駿河・遠江(とおとうみ)(静岡県)・三河3か国に所
領を拡大した。本能寺の変 ののちは、いち早く甲斐(かい)(山梨県)・信濃(しなの)(長野県)を手に入れ、
羽柴秀吉(はしばひでよし)(豊臣秀吉 (とよとみひでよし))と戦って一歩も譲らず和睦(わぼく)。1590年
(天正18)関東に移って250万石の大大名となり、秀吉の死後は関ヶ原の戦い に勝って天下 の実権を握
り、将軍となって江戸に幕府 を開いた。三男秀忠(ひでただ)に将軍職を譲って駿府 (すんぷ)(静岡市)に
退してからも大御所として実権を離さず、大坂の陣 を起こして豊臣氏 を滅ぼし、徳川氏 政権265年間の基礎
を固めた。死後は日光に祀(まつ)られて東照大権現 (とうしょうだいごんげん)と崇(あが)められ江戸時代
を通じて政治的権威 の源泉となった。