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なんだかいつもと様子が違う
 
落ち着かない
歩き回る
 
そんな生徒がいました。
 
席に着くように促し
 
何かあったのか聞いたら
泣き始めた。
 


遠足で
お菓子を投げて
怒られたらしい。
 


食べ物を投げるのは
ダメなことかもしれない
 


だけど
それがボールだったら?
 

 


それが何か
投げても大丈夫なものなら
怒られなかったかも。


 


怒る前に
伝えてあげて欲しかった

 


 
食べるものは
知らない誰かが


あなたたちの笑顔を
思い浮かべながら
作っているかもしれない
 


だから
食べ物を投げないでね

食べ物を粗末にしちゃいけないんだよって。

 


 
理由は色々とあるけど
 


彼らに分かりやすい理由を
伝えてあげて
 


投げるのは
やめようね、と伝えて欲しかった。
 
 
わたしはその子に
 


大丈夫。
マヨは、あなたがいい子だっていうことを知ってるからね。
 


遠足で楽しかったんだよね。
 


何かで
遊びたかったんだよね。
 


大丈夫。
泣くことじゃないよ。
 


あなたは
何も悪くない
 
ただ、
ダメだということを

知らなかっただけ
 


気持ちが高まって
やってしまっただけ
 


なにも悪くない
 
怒られるような子じゃないよ

 


 
いい子。いい子。
 


あなたはいい子。
 


とあたまをなでながら
ずっと伝えてました。
 
 
一度、英会話をはじめてすぐの頃
 

レッスンに
来たくないといって
泣いてわめいて大変だった時に
 
 
ここで甘やかしたら
来なくなるかもしれないからと
 
お母さんも一緒にきてくれて
レッスンを見てくれていたときがありました。

 


それが
その生徒には
よかったのか


 
 

あの時、頑張ったよね!
泣いたけど
最後までいたよね!って
 
自慢げに
何度も言ってました。
 
どれだけ小さくても
 
越えないと
いけない時があります。
 
その子は頑張ってこえた。


 
そして
私との関わり方も
そこからグンと変わったんです。
 
言うことを聞くように
なってくれた。
 
素直になってくれた。
 
子どもたちは
みんな素直でいい子です。
 
何かがあるときは
 
必ず、それなりの理由がある。
 

信頼関係が
築けた、その生徒は
 
お母さまの仕事の都合で
今日で最後になってしまったけれど
 
縁があれば
また会えるね。
 
大丈夫。
 
あなたは
とてもいい子、優しい子。

 これからも
ずっと応援しています!