おはようございます フローネです。

 

先日書いた受験生のはなしの続きとなります。

 

入試には自由英作文が出る。
 

他の問題は(読解など)今までの定期テストなどでも

頻出問題なので、慣れているけれど
 

英作文は、定型文(日本語から英語にするなど)

形が決まったものしか出ないので

自由英作文になった途端に、手が止まる。
 
そうでない生徒も、もちろんいるけれど

 

え?どうやって書くの? って

なる生徒のほうが多いんですね。

 

そこで早くから対策をするんだけれど

この生徒は、形が全く見えてなかった・・・。

 

同じことを書いて、同じ間違いをする。

 

だから、前回のブログのようなことを

してきてくださいとお願いしたんですが・・。

 


結果は、全て満点に近いくらい

かけるようになってきていました。

 
木曜日から1日しかなかったわけです。
 
そして、金曜の夜7時すぎの時点で

下のような内容のラインが来ていました。


 

英作文をやるのはわかってるけど、

どこまでやればいいのかわからない。

 

 

一瞬、今から勉強をはじめるのか?とも

思いましたが、そこはわたしの

「思い込み」もあるので

 
その考えは、そうかもしれないけど事実はわからない

だから、その「思い込み」で感情を出すのはやめよう。

 

 

そう考え直しました。

 

常に思い返さないといけない

「その子も能力を決めてしまってないか?」

「やっているのに、やっていないと決めてないか?」

「できない子にしてしまいたいのか?」

 

 

そう、決めつけてしまっては
その生徒の能力が出せなくなるんですね。

 

心理的なもので

 

周りの人が「この子はできない子だ」と思うと

その子に対して、そういう態度で接してしまう

 

そうすると、その子は、

知らず知らずのうちに、できない子になってしまうんです。
 
 
できる部分を見てあげていなかった

私の中で、その子が現実、できない子になってしまう。

 
 
その周りの態度に応えてしまうんですね。

 

 
周りが、そういう子を作り上げてしまう。

 

これが一番私がやりたくないことなんです。

 

 

だけど、なんども繰り返されると

それが事実として認めてしまったほうが

心の葛藤もなくなって楽なんじゃないかと

思うことは、正直、たくさんあります。

 

『信念がゆらぐとき』です。

 

 

だけど、本当はそうじゃない!

 

それがわかっているから、その考えを
常に覆していかないといけない。
 
 
それが、わたしたち教える人間がやることなんだと

わたしは、思っています。
 
 
長くなりました・・話を戻しますが、
 
 
昨日、再度、4年分の過去問を解いてもらいました。
 
リスニングと、英作文のみで
やってもらったのもありますが
 
全問正解で、28点取れるところです。

 
全て、20点以上取れるまでになっていました。
 


あれだけ覚えてこなかった英作文で
6点以上取れるようにしてきていた。

 

 

彼のどこにスイッチがあったのでしょうか?

 

 

生徒ひとりひとりに「スイッチ」のある場所は違います。

 

 

入り方も違えば、タイミングも違う。

 

 

子育てもそうですが
一人ひとり違うから、育児書は知識のひとつであり

そこに求めている答えはないと思った方がいいですね。

 

 

目の前の大切な子をどうするかは

自分で接しながら、探っていくしかありません。

 

 

 
この生徒は、最後の授業を
どうしても受けたかったのかもしれない。

 

そのために頑張ったのかもしれない。

 

 

それは聞いていないので
わからないけれど

 

 

がんばってやってきてくれたことへの

嬉しさは、伝えました。

 

 

 
自分をないがしろにしない
自分の力をちゃんと見て、自分が育ててあげる。

 

 

能力を伸ばすも、そのままにしておくも
結局は、自分の選択となります。

 

 

だけど、わたしはどうしても

そこに介入したくなる、おせっかいな人間。

 

 

だって、みんな能力がすごいっていうのが
わかってるから、そうせずにはいられないんです!

 

 

ってことで、昨日の授業は

気持ち少し高めに終わりました(笑)
 
 
過去問ができていればいいってわけじゃ

もちろんないですよ。

 

 

他の問題も解いて

本番に備えてもらうようにしました。

 

 

あとは、無事に受験が終わり
よい結果がくるのを待つばかりです。

 

 

がんばれ!