夢を見た
夢の中に父がいた。
死際の父
死んだ後の父
1番見たくなくて
現実では避けていた状態を
夢で全て見てしまった。
亡くなった時の父は
顔が少しむくんでいた。
悲しみにひしがれていた
次の瞬間、
場面が変わり
なんと父が棺桶から
身体を乗り出して
いつもの愛らしい目で
私を探している。
私はとても嬉しくて
急いで父のそばに駆け寄った。
父は私を見つけると
ありったけの愛を込めて
私を抱きしめてこう言った。
「ずっとそばにいるからね。」
顔に涙がつたうのが
寝ていてもわかった。
ふと目を開けた。
夢を思い返し
涙があふれ幾度も私の顔を
流れていく。
時間を見ると
午前3時38分だった。
父が逝った時間だと
確信した。
父はいつも
私のそばにいてくれる。
どこに行っても
何をしていても
常に私を
愛で包んでくれている。
お父さん
生きているお父さんに会えて
とても嬉しかったよ。
肉体はなくなっても
いつも一緒にいてくれて
ありがとう。
ずっと、ずっと
大好きだよ、お父さん。