昨日、叔父（父の弟）に会いに行った。
前はちょくちょく会いに行ってたのだけれど
今回の訪問はすごく久しぶり。
ちょっとしたオペをしたとのことで
お見舞いがてら顔を見に行ったんだけど
顔色もよく、元気そう。
体調のことなど、聞いてたら
いつもの昔話になって。
叔父は、ずっと父と一緒に働いていた。
子供が小学生のころから、家族と離れて
タグボートに乗って、寝起きを共にしていました。
ある日、父が船に戻ってきて
叔父の顔を見るなり、
「今日はまいったよ〜。
まよにお父さん行かんといて〜！って泣かれてなぁ
」
って言ってたよ〜、と話してくれた。
小学校低学年の時は
ただただ父がいなくなるのが
悲しくて、寂しくて、どうしようもなくて
泣いてわめいて、車が去っていくのを
後ろから、ずっとずっと追いかけていた。
今生のおわりみたいに悲しかった。
もう少し大きくなると
頑張って笑顔で見送ってから
布団に入って、シクシク静かに泣いて
父のいない生活には
すぐに慣れるんだけど、でもね、悲しいね。
今日、実家に来て
父の仏壇の前でそんな話をしてみた。
パパちゃん
あの時は、私も辛かったけど
お父さんも辛かったんやよなぁ。
ずっと一緒におったら
父親っていう存在は、うざがられたりして
寂しい思いもしたかもしれんけど
それでもさ、一緒におって
普段のみんなを見て欲しかったなって思う。
お父さん帰ってくるで、ええ子でおらなって
ちょっと頑張っとったとこもあったでさ〜（笑）
お父さんも
できることなら家族と離れて暮らしたくは
なかったのになぁ、そやのに
家族の幸せのためにって、ずっと離れて
頑張ってくれてほんまにありがとうね。
いつも一緒に暮らしている家族にしてみたら
父と暮らした月日は短いけれど
思い合う気持ちは同じだったよね。
家族が一番っていうお父さんの気持ち。
いまもずっとずっと伝わってきてるよ。
なぁんて仏壇で話して、お供えのかりとうを
ボリボリ食べて涙を流す、わたし・・笑
仏壇っていいね。
前に座って話をするとなんだかホッとする。
叔父にもっと父の話を聞いてみよう。
って思った、そんな午後でした。
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