初めてのバイトは
色恋沙汰を斜めから見ながら
食事代が浮き、アイスクリームが食べられる
めっちゃ怒られるけど、
楽しいレストランのウエイトレス。
まだまだ英語もままならないのに
学校の勉強とバイト少々の日々に
充実感を感じつつ
他の外国人の人たち（主にイギリス人学生）
のいるリビングには
恐れ多くてなかなか入れなかった・・。
勇気を振り絞って入っていっても
みんなの笑いのツボがわからない
その前に、何を言っているのか
さっぱり理解できないし
見ているテレビの内容も全くだから
みんなが笑っているところで
なんで笑っているのかすら皆無・・。
だけど、一緒にハハ、ハハって笑ってみたり（汗）
何聞かれても「Yes...」って言ってみたり（笑）
好きじゃないの？と日本語で聞かれた場合
うん、好きじゃない になるけど
英語で好きじゃないの？と聞かれたら
いいえ、好きじゃない になるのも知らず
何かを聞かれて
反対の答えをして みんなに怪訝そうに
見られていた意味すらわからず
ずーっとこの連続で
自分はこの人たちの会話に入って
一緒に笑える日が来るのか？？ という
光の全く見えない暗い闇の中に居た頃
新しいフラットメイトが入って来た
スペイン人のラウラだ。
髪はブロンドで、私より年上
考え方も、何もかも『強い』ってイメージ。
感情に流される柳のような私とは
違い意見もすごくしっかりしていた。
英語はそんなに話せるわけじゃないのに
自分が伝えたいことは間違った英語でも伝えようとする。
絶対ラウラの英語が間違っているのに
「私の英語が聞き取れないなんて、あなたの耳が
おかしいのよ、ちゃんと聞きなさい！」
って生粋のイギリス人の友達に
言っているのを聞いて
「あーすごいなぁ、ああいう風に言いたいな。。」
っていつも、いつも思ってた。
彼女の自信と、勇気が
喉から手が出るほど欲しかった。
私たちはいつも一緒にいて
つたない英語で色んなことを語りあい
夜更かしをするのが日常茶飯事に（笑）
そーんなある日、
英語もそれほどできない彼女が
仕事を見つけてきた。
それは、ホテルのスーパーバイザー。
日本人だし、
英語もろくすっぽできない私には
到底無理な仕事・・。
さすがはヨーロピアン、
すぐに言葉に慣れて
友達のツテで仕事をゲットしたらしい
その日の夜、いつものように
楽しく会話をしていたとき、ラウラは私に
「マニート（私のあだ名）、あなたも仕事一緒にしようよ」
と言ってきたのであーる。
「え？あの大きなホテルで？？？」
ワクワクw
私は身を乗り出してワクワク顔で尋ねた。
「そうよ、私が働くんだから、
あなたも働けばいいのよ、
友達もたくさんいるし。」
とラウラは言う。
私は、ラウラとパレスホテルで
一緒に働いている姿を思い浮かべてニンマリ（笑）
ホテルのスーパーバイザーといえば
清掃係のハウスキーパーが客室を掃除したあと
その客室を入念にチェックする係だ。
ウエイトレスからスーパーバイザーに
昇格するのね、わたし
あ〜ラウラに会ってほんとによかった
って思っていたら、ラウラが言った。
「だけど、マニートはまだ英語できないから
ハウスキーパーだけどね・・。」
そう、そうよね・・
ということで、次のバイトは
パレスホテルのハウルキーパー
今でも一番やりたくないお仕事・・
続く
3月ラッキーデー
・３/5 一粒万倍日＋大安
・３/6 一粒万倍日＋寅の日
・３/7 新月（０１:０５・魚座）
・３/13 一粒万倍日
・３/18 一粒万倍日＋寅の日
・３/21 満月（１０：４３・天秤座）
・３/25 一粒万倍日
・３/30 一粒万倍日＋寅の日
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