英語の日。
中３の生徒がすごく落ちこんで入って来た。
今の成績では、行きたい高校に行けない
偏差値が高すぎて
ランクを２つ落とさないといけない
将来の夢がやっと決まったのに
これまであまり勉強してこなかったから
そのツケが回ってきたって
すごく、すごく落ち込んでいた。
去年の夏。
クラブや塾の掛け持ちで
かなりハードな日々を過ごしていて
オーバーヒートを起こしていた彼。
自分の時間はあったけど
全くない！と言い切るほど
「勉強をさせられてる」感であふれていて
勉強のスイッチを入れるどころか
スイッチをどこかに無くして
見つからなければいいのにって
思っているようだった。
ご両親は、きっとこの子はこの道を行く。
ということを分かっていて
そのために必要な塾の夏期講習に行かせたのに
その時は、その思いが
彼には届かなかったけど
ようやく、ようやく彼に届いた。
スイッチには
いろんな形がある。
『やるぞー』
という前向きなスイッチもあれば
『不安でいっぱい』
もまた、大切なスイッチ。
どうしよう、どうしよう。
って不安に思う気持ちから
スイッチを自分で押すときもある。
そう言う時は、
一緒に、最悪のケースをイメージしてもらう。
家で一人でイメージすると
かなり心細くなるかもしれないので
みんなでイメージしてもらって
そういうことにならないように
夏にできることを書き出してもらう。
不安から始まったスイッチを
安全のスイッチに変えていく。
諦めた志望校に手が届くため
安心スイッチを
自分で押し続けられるように
時には真剣に
時にはおちゃらけながら
安心スイッチを
生徒たちが見失わないように
いつも見えるところにあるよって
伝えることが わたしの仕事なんだな。
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