「Would you like a cup of tea? Dear?」
こんな雨の日は
イギリスの家族を思い出す
イギリス２年目のとき
ラトビアの友達が
住んでいた
ホストファミリーの家に
住み始めた
あれだけ
家族みたいな面倒なものは
この地では作らない！
って言ってたのに
遊びに行った時に会った
マーガレットとジョーの
深い愛にやられた（笑）
二人はもう７０代で
落ち着きのない
やんちゃなわたしを
心の底から
愛してくれた
天気の日も
雨の日も
マーガレットは
わたしを見つけるといつも
「あら、めずらしい
この子はどこの子かしらw」
と言った後
とびっきりの
やさしい笑顔で
「紅茶はいかが？」
と聞いてくれた。
二人で飲む紅茶は
とても暖かくて優しかった
いろんな話をしながら
スコーンも一緒に作った
連絡もしないで
突然いなくなるわたしを
ずっと ずっと
見守っていてくれていた
本当に
深い 深い場所で
わたしは愛されていた
今日は朝から雨
しとしとと降り続いている
白いポットに
ティーバッグを入れて
少し多めに紅茶を作る
ふと
マーガレットの顔が浮かんだ
「Would you like a cup of tea? Dear?」
彼女のやさしい声が聞こえる
天気の時はガーデンで
雨の時は リビングで
いつも 紅茶を飲んでは
心の内を聞いてもらっていた
イギリスで大失恋して
心がどうにかなりそうなとき
何も言わずに
紅茶をいれてくれた・・・
二人で飲んだ
あの優しい紅茶の時間
マーガレットとの時間を
思い出すたびに
胸が愛がいっぱいになる
今も天国で
わたしに微笑んでくれているよね
ありがとう マーガレット
イギリスで
あなたと家族になれたこと
とっても幸せに思ってるよ。
Thank you so much!
I love you